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次期iPhone 16 Pro/Pro Maxにおいて、無印モデルより性能の高い5Gモデムが搭載されるかもしれないようです。MacRumorsが伝えました。
これは投資会社海通国際証券のアナリスト Jeff Pu氏による、最新の調査レポートに基づくもの。伝えられたところによれば、iPhone 16 Pro/Pro Maxの2モデルについては、Qualcomm製の最新モデム「Snapdragon X75」を搭載するとのこと。
Snapdragon X75は、世界で初めて「5G Advanced」に対応するモデム。2023年2月に発表され、今年の下半期に搭載端末が登場する見込みと触れられています。このモデムは回路のスペースを25%小型化し、20%の消費電力の低減を実現。より良い接続をサポートすべく、AIを用いて通信が安定しない環境でも繋がりやすくなったと紹介されています。
一方で、iPhone 16および16 Plusでは、iPhone 15シリーズと同じ「Snapdragon X70」を搭載しているとのこと。SoCと同じく、無印モデルに前年度の上位モデルのチップを採用する動きになるということでしょうか。
Appleはこれまで、iPhone SEを除けば基本的には、各世代のiPhoneの全機種で同じ通信モデルを使用してきたため、上位モデルのみモデムを変えるのは、Appleにとって戦略変更になるでしょう。
Appleは、かなり前から自社製の5Gモデムの開発に取り組んでいるとうわさされていますが、実際にはプロジェクトは難航しているようで、AppleとQualcommは5Gモデルを供給する契約を2026年まで延長しています。iPhone 17シリーズあたりで、「Appleの○○モデムチップで、高速な通信を」みたいな謳い文句で登場したりするのでしょうか。
