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画面搭載HomePod、遅れに遅れる。24年内発表予定が25年秋へ

 Amazon、Googleにスマートホーム分野で後塵を拝しているAppleですが、以前よりディスプレイを搭載したHomePodを開発していると噂されていました。これに関して、著名アナリストのMing-Chi Kuo氏が最新の動向を説明しています。Mediumが伝えています。

 同氏は証券アナリストとしてAppleの未発表製品情報を予測することに長けており、その精度はなかなかのもの。かなり信用に足るソースです。

 同氏の投稿によれば、ディスプレイ搭載HomePodの量産開始スケジュールは何度も遅延しているようで、当初の2024年から2025年第1四半期、そして現時点では25年第3四半期へと遅延を繰り返している模様。Kuo氏は、この遅れはソフトウェア開発によるものだとしています。これまでスマートディスプレイを作ったことがないAppleですから、確かにGoogleやAmazonが新しいスマートディスプレイを開発するのとはわけが違うのでしょう。

 ディスプレイ搭載HomePodは、6~7インチ級のディスプレイを搭載し、Apple Intelligenceをサポートすると見込まれています。同機能に対応するためか、搭載するSoCはiPhone 16で採用されているA18チップになるのこと。スマートディスプレイにはあまりにもオーバースペックな印象を受けてしまいます。価格が怖いです。

 また、現行のHomePodと比較して、スマートホーム機能により重点を置いた製品となり、AppleによるHomePodシリーズの方向転換を示すものになるとのこと。音質が悪化しなければ特に気にするユーザーはいなさそうです。ディスプレイが付けば音楽以外の価値をより生み出せるのは当然の話ですからね。

 さらに、Kuo氏は以前に、Appleが2026年にスマートホーム用のインターネットカメラを発表すると伝えていたようですが、これがディスプレイ搭載HomePodとシームレスに接続できるようになるとのこと。「インターネットカメラ」が子供やペットを見守るためのカメラになるのか、それともAmazonのRingやGoogleのNest Doorbellのようなスマートドアベルであるのかは分かりませんが、後者のほうが需要が大きい気がします。
 Kuo氏はディスプレイ搭載HomePodの出荷台数が2025年下半期で約50万台になると予測し、市場の反応が好調であれば、年間出荷台数は100万台に達する可能性もあるとも述べています。「スマホレベルの性能を持ったスマートディスプレイ」という存在は前代未聞ですが、その高い性能をしっかり生かしてこれまでにない魅力を生み出せているのか期待したいところです。
情報元Medium
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