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めっちゃ遊べる!横須賀市、猿島を舞台にしたFPSゲームワールドを公開

 行政のメタバース活用もここまできた!

 横須賀市は、メタバースヨコスカの新たなワールド「SARUSHIMA WORLD(メタバースヨコスカ)」をVRChat上に開設しました。2023年12月28日18時から公開しています。

 こうした試みはどぶ板三笠ワールドに続く第二弾となります。都市魅力の発信や観光PRの一環。趣向を変えてゲームギミックを搭載したのは、一度だけではなく何度も来てもらえるワールドを目指したとのこと。

本企画を担当した横須賀市文化スポーツ観光部観光課小山田氏。自身もFPSゲームVALORANTを愛好。横須賀市としてもVALORANTの高校生eSports大会を開催するなど力を入れているとのこと。

 空に浮かぶ未来の猿島を舞台に、ゲームギミックを搭載。ゲームモードは「時間制限モード」と「フラッグ戦モード」の2種類。ワールド収容推奨人数は最大16人、ゲーム自体は5対5。それより多い人数だと現時点ではゲームモードが開始されない場合があるため注意しましょう。

 プレス向け体験会ではフラッグ戦モードを体験できました。猿の形をした銃で戦うことができます。バナナを拾って敵の本陣に輸送すると得点が加点。3点入れたチームの勝ちです。

 今回のワールドは旧日本軍要塞として東京湾防衛にあたっていた猿島を、軍事施設の遺構も再現。現実感を損なわないスケール感を維持しつつQuest単体版にも対応。このために猿島の半分ほどを再現する形に。メタバース上で体験してから現地に行けば道に迷わなくて済む効能もあるといいます。ちなみに現実では猿は居ません。道に迷ったら白い猿が誘導してくれたとの伝説が島名の由来。

 連射し続けると射撃が停止する性質や弾道特性を理解しておく必要があります。なお手前に持つと射撃が安定しませんが、手をまっすぐ突き出すほど集弾性が向上することを覚えておきましょう。

 マップは案外広く、道だけではなく潜んで行動もできるので、ライン戦は容易ではないでしょう。バナナを先に探し出してうまく連携する必要があります。

 FPSで現実を模したマップにありがちですが非対称なので、複数回戦って勝敗を決定する方がより競技性が高いと思いますが、そんな筆者のようにガチにならずに仲間と楽しむのが良いと思います。皆さん自身の手で攻略法を見つけ出してください。

 なお現時点で輸送目的地とリスポン地点が被っているため、どうしてもリスキル気味になってしまう局面も発生しがちですが、これについてはリスポン地点を離すなどの改修も検討中のようです。今後のアップデートも含めて楽しみですね。

 なおフォトグラメトリを活用して実地を模した美しいマップも必見。弾薬庫や砲台跡、煉瓦のトンネル等の遺構も再現しており、単純な観光ワールドとしても優れています。

よくコスプレイヤーがラピュタっぽいと使用しているらしい

トンネルは日本に少なくなったフランス積みで、この方式での建築は現在は日本に四箇所しか残っていない

第一砲台跡

階段老朽化で現実では入れないので入れるのはメタバースだけ

クイズギミックもあり。動作はGlobalではなくLocalなので友達と一緒に回る場合は注意

 また、これにあわせて「大丸・松坂屋コラボスカジャン」を公開。横須賀発祥とされるファッションアイテムスカジャンの3D服飾を、大丸松坂屋が販売するアバターに着せることが可能。12月28日18時配布開始。

 地方自治体のメタバース活用事例としても非常に先進的で興味深いところ。仲間と一緒にぜひ気軽に遊びに行ってみて下さい。

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