海外サイトAndroid Authorityは3月19日、Google内部から得た情報として、「Pixel 7a」の後継機と噂される「Pixel 8a」の概要を伝えました。
ディスプレイ
ディスプレイについては6.1型(2400x1080px)のOLEDパネルを採用。サイズ自体はPixel 7aと同じで、ベースモデルの「Pixel 8」(6.2型)に対してはやや小さくなります。
リフレッシュレートとHDR時のピーク輝度はPixel 8と同じ仕様(最大120Hz/1400ニト)に変更。90Hz駆動が限界だったPixel 7aよりも、激しいスクロール操作に対する追従性の向上が期待できそうです。
SoC
SoCについてはPixel 8と同じ「Google Tensor G3」チップを採用。ほかのPixel 8シリーズのチップとはパッケージ方法が異なり、やや熱をもちやすいとされているものの、実用上は大きな違いはないとしています。
チップの仕様をベースモデルから変更する戦略はPixel 7aでも採られており、今回が初めてではありません。
USB-CポートがDisplayPort Alternate Modeに対応
こちらはPixel 8aを含むPixel 8シリーズ共通のアップデートですが、USB-Cケーブル1本で対応する外部ディスプレイなどに画面をミラーリングできる「DisplayPort Alternate Mode」(DP Alt)に、新たに対応するとしています。
カメラ性能は据え置き
Pixel 7aではカメラの画素数が1世代前の廉価モデル「Pixel 6a」より向上し、6400万画素のメインカメラと1300万画素の超広角カメラという組み合わせになりました。
このセットはPixel 8aでも変わらず、カメラ周りのハードウェア的な進化はないとのこと。一方で、先に触れたようにSoCの性能がPixel 7aより向上しているため、同じ条件で撮った写真でも結果が変わってくる可能性はありそうです。
その他
デザインについてはやや角張っていたPixel 7aに対し、Pixel 8aは四隅が大きく曲がったPixel 8に似たデザインになるとのこと。
また、販売地域もこれまでの21ヵ国から10ヵ国増えた31ヵ国に拡大する見込み。すでに140ヵ国以上で販売されているAppleの「iPhone」には敵いませんが、Googleも少しずつ版図を拡げようとしているようです。