Xiaomiは、中国にてミッドハイクラスのタブレットである「Redmi Pad Pro」を発表しました。有名どころの中華メーカーとしてはちょっと珍しいようにも思える性能帯のタブレットです。
Redmi Pad ProはSnapdragon 7s Gen 2を搭載。4nmプロセスで製造され、周波数は最大2.4GHz。Snapdragon 7シリーズだから性能が高いと思いきや、実情はそれほどでもなく、AnTuTuベンチマークスコアは60万点程度。Redmi Pad SEやOPPO Pad Airといった有名な中華メーカーの廉価タブレットより高い性能で、スコア上ではExynos 1380を搭載するGalaxy Tab S9 FEに近い性能。いいところを突いてきたなと感じます。
ストレージは6GB/8GB、ストレージは128GB/256GBで、microSDカードスロットを備えます。この価格帯のタブレットならまず困ることはなさそうですよね。
ディスプレイは12.1インチの2.5K(2560×1600)の液晶。解像度をしっかり確保しており好感が持てます。リフレッシュレートは120Hzで、快適にブラウジングなどを楽しめそうです。
カメラは最低限の性能で、前面背面ともに800万画素。背面カメラは2眼あるように見せかけて、1つはフェイクです。クアッドスピーカーを搭載し、Dolby Atmosに対応しています。また、3.5mmイヤホンジャックを備えています。
バッテリーは10000mAhで、33Wの急速充電に対応。最近のXiaomi PadではUSBポートによる映像の出力が可能ですが、Redmi Pad ProではUSB 2.0を採用し、もちろん映像転送も非対応。
プリインストールOSはAndroid 14ベースのXiaomi HyperOS。Xiaomi製スマートフォンであれば、タブレット側から自動的にテザリングを行うことや、スマートフォンの操作をタブレットから行うことができるようです。
また、Windowsのパソコンのサブディスプレイとしても利用できるとのこと。Windows側へスタイラスペンの入力を送ることもできるようで、パソコンのペンタブレットとしても利用できそうです。
アクセサリーはスタイラスペンと専用キーボードの2種類を用意。しかしキーボードにはトラックパッドがなく、若干操作はしづらそうです。
ボディは金属製で質感に優れているとアピール。厚みは7.52mm、重量は571gとさほど軽くはありません。本体色はグレーのほかに、ほぼ白に近いグリーンや、これも淡い色合いのブルーの3色を用意しています。
このほか、ハリーポッターのコラボモデルも用意されています。青みを帯びたグレーの背面に、専用の金色のカメラリング、そしてXperiaの原神コラボモデルのように背面に刻印が行われているのが特徴。
さらに、専用のギフトボックスや内箱も付属しているうえに、専用デザインのタブレット入れや専用ケース、独自デザインのスタイラスペンも用意しています。
価格はメモリ6GB/ストレージ128GBモデルが1499元(3万円)。8GB/128GBモデルが1699元(3万5000円)、8GB/256GBモデルが1899元(4万円)と続きます。
OS | Xiaomi HyperOS |
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SoC | Snapdragon 7s Gen 2 |
メモリ | 6/8GB |
容量 | 128/256GB |
画面 | 12.1型 2.5K(2560×1600) 120Hzリフレッシュレート |
カメラ | 800万画素 |
インカメラ | 800万画素 |
電池 | 10000mAh 33W |
寸法 | 280×181.85×7.52mm, 571g |
その他 |