Honorは、同社としては初の縦折り式折り畳みスマホである「Honor Magic V Flip」を発表しました。
パフォーマンス
Honor Magic V FlipはSnapdragon 8+ Gen 1を搭載。かつてのハイエンドチップでしたが、実質2世代分型落ちであるため、そろそろハイエンドを名乗るのは厳しくなってきますが、その分価格を抑えているのでしょう。メモリは12GBか16GB、ストレージは256GBから1TBの3種類を用意。
発熱対策にはしっかり液冷VCを搭載。素早く熱を伝達し、高い放熱効率を誇るとしています。
ディスプレイ
ディスプレイは6.8インチと、このタイプの折り畳みスマホとしては平均的なサイズ。リフレッシュレートは1Hz-120Hzで可変。10億色の色表示に対応し、Dolby Visionをサポートしています。
個人的にメチャクチャ好印象なのが外側のサブディスプレイ。Razr 40 UltraやGalaxy Z Flip5のサブディスプレイは上部全体を覆いますが、それでも3.6インチや3.4インチ。しかしMagic V Flipのディスプレイは4インチと、先の2機種を上回るサイズ感です。
それだけではなく、「サブディスプレイの画面占有率」なる概念まで登場。なんと85%を達成しているとのことで、非常にベゼルが狭く、また四辺でベゼルの厚みが均一に見えるため、非常に美しいものに仕上がっています。
このサイズのサブディスプレイには、「外側も内側もメインスクリーンになる」と自信ありげ。左側のカメラがある部分を除いた画面の表示領域は16:9に近く、大抵のアプリケーションを動作できるようで、サブディスプレイでアプリランチャーが動作します。
外部スクリーンはもちろん常時画面表示に対応しており、0.1Hzに近いリフレッシュレートをサポートするとのこと。これによってお気に入りの写真と同時に、1日中画面を表示させておくことができます。
カメラ
カメラ性能はさすがに控えめ。サブディスプレイから突き抜けて出てきたようなカメラバンプが強い印象を与えます。メインカメラは5000万画素のIMX906で、OISをサポート。また超広角とマクロを担う1200万画素のセンサーも、目立たないながら存在します。インカメラは5000万画素のIMX816。
カメラ性能を求めるなら、老舗カメラメーカーのカールツァイスと提携した「vivo X Flip」や、同じくカメラメーカーのハッセルブラッドと手を組んだ「OPPO Find N3 Flip」といった端末が適任でしょう。
その他ハードウェア
バッテリーはこのタイプの端末としてはかなり多めな4800mAh。66Wの急速充電に対応します。この充電速度は現行の縦折り式折り畳みスマホの中では最速クラス。ただし、ワイヤレス充電はサポートしません。
しっかりステレオスピーカーを搭載。エンタメ視聴にも好適です。このほか、Honorが独自開発した信号強化チップC1+を搭載。高速列車での通話通信やエレベーターを出た後のネットワークの復帰がスムーズになるとしています。
デザイン・価格
本体色はブラック、ホワイト、ピンク、グリーンの4色。いずれも細やかな模様が入っており、印象的です。ブラックのみヒンジの色合いもブラックになっていますが、それ以外の色合いはゴールドに仕上がっています。
本体価格は最廉価モデルで4999元(10万5000円)、最上位モデルは5999元(13万1000円)。
OS | Honor MagicOS 8.0(Android 14ベース) |
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SoC | Snapdragon 8+ Gen 1 |
メモリ | 12/16GB |
容量 | 256/512/1024GB |
画面 | メイン:6.8型 (2520×1080) 1-120Hz サブ:4.0型 (1200×1092) |
カメラ | 5000万画素+1200万画素超広角 |
インカメラ | 5000万画素 |
電池 | 4800mAh、66W急速充電 |
寸法 | 展開時:167.3×75.6×7.15mm 折り畳み時:86.5×75.6×14.89mm 193g |
その他 |
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