會原 
米携帯会社AT&Tは7月12日、約1億900万件の顧客アカウントデータが不正にダウンロードされる大規模なハッキング事件が発生したと発表しました。これを受けて株価も下落しています。
ハッカーは第三者のクラウドプラットフォーム上にあるAT&Tの作業領域から通話ログをコピーしたとされており、消費者の通信記録が大規模に流出した深刻な事態となっています。
流出したデータには、2022年5月から10月にかけてのAT&Tの携帯電話およびAT&Tの固定電話顧客のほぼ全ての通話・テキストメッセージ記録が含まれているそうです。ただし、通話やテキストの内容、社会保障番号などの個人情報は含まれていないとのことです。
AT&Tによると、FBIの捜査により少なくとも1人が逮捕されたそうです。
AT&Tは4月19日に、ハッカーがAT&Tの通話ログに不正にアクセスしてコピーしたと主張していることを初めて知ったと説明しています。同社の調査によると、ハッカーは4月14日から25日にかけて、顧客の通話やテキストメッセージのやり取りに関するAT&Tの記録を含むファイルを不正に持ち出したとしています。
AT&Tは、不法アクセス拠点を閉鎖しておりデータが一般公開されることはないとの認識を示しています。
情報元Reuters
