サムスン電子が、新型折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold6 Slim」に、折りたたみ部分と蝶番の間のバックプレートにチタンを採用する方向で検討していることが分かりました。
これは韓国経済誌The Elecが報じたもの。従来のステンレス鋼(SUS)に代わりにチタンを採用することを最終検討しているそうです。
これまでサムスンの折りたたみスマートフォンのバックプレートは、ステンレス鋼か炭素繊維強化プラスチック(CFRP)だったため、チタン採用は今回が初めてになるといいます。
サムスンディスプレイは、サムスン電子の要請を受けて複数の協力会社とともにチタン素材のバックプレート開発を進めており、チタンはステンレス鋼より軽量で耐食性に優れているため、部品の軽量化と強度向上が同時に実現できるとのことです。
新機種は内側画面が8.0インチ、外側画面が6.5インチ程度になり、厚さは11mm前後になるそうで、現行モデルより薄型化が図られるようです。
興味のない人からすると「えっ、もう新機種?」となりそうですが、中国メーカーのフォルダブルスマホは薄型化や軽量化の努力があまりにも凄まじく、折りたたみスマホの分野を切り拓いたGalaxy Z Foldは既に遅れたブランドになりつつあります。派生モデルの矢継ぎ早の投入は、サムスンの強烈な危機感を容易に想像できるものです。