Samsungは、グローバル市場においてハイクラススマートフォンの「Galaxy S24 FE」を発表しました。9月27日より予約受け付けを開始しており、販売開始日は10月3日。価格は650ドル(9万3000円弱)となっており、先代モデルから値上げしています。
Galaxy S24 FEは、6.7インチの大型ディスプレイと大容量バッテリーを搭載した端末。「FE」はFan Editionの略字で、Galaxy S24シリーズで最もお手頃な端末として位置づけられています。
Galaxyスマートフォンでは地域によって搭載するSoCが異なることがありましたが、今回Galaxy S24 FEでは一律でExynos 2400eを採用しているようです。
このチップは10コアCPUを搭載するExynos 2400のダウンクロック版とみられ、SamMobileによれば無印モデルに比べて最も高速なプライムコアのクロックが下がっているとのこと。
また、10%大きなVC冷却を搭載することによって、熱処理のパフォーマンスが向上しているとのこと。先代のGalaxy S23 FEではSnapdragon 8 Gen 1もしくはExynos 2200を搭載していたため、処理性能は大きく向上していることが期待できます。メモリは8GBのみで、ストレージは128GBから256GB、512GBまでの3種類を用意します。
ディスプレイはGalaxy S24+ なみの6.7インチですが、解像度は無印モデルよりも低くFHD+。リフレッシュレートは120Hzとなっています。
カメラ構成は先代から変化なく、5000万画素のメインカメラに800万画素の望遠カメラ、1200万画素の超広角レンズを搭載。AIを駆使して低光量でも綺麗に撮影する「ナイトグラフィー」や「スーパーハイダイナミックレンジ」が利用可能です。インカメラは1000万画素。
また、バッテリー容量は4700mAhに増加し、有線で25W、無線で15Wの充電に対応しています。充電速度自体は先代から据え置きとなっていますが、バッテリー容量は200mAh向上しています。
プリインストールOSはAndroid 14をベースとしたOneUI 6.1。もうまもなく登場するAndroid 15はプリインストールされないものの、7回のOSアップデートと7年分のセキュリティパッチが提供される見込み。
本体色の構成は地域によって異なりますが、ブルー、グリーン、ブラック、グレー、イエローの5色。デザインが完全に成熟しており、先代とパッと見で全く違いがあるように見えません。
本体価格は最廉価の128GBモデルで649ドル、日本円にして9万2700円ほど。先代S23 FEは599ドルだったため、50ドルの値上げとなってしまいました。Galaxy S23 FEは日本でもauが学生向けのスマホとして販売していたため、S24 FEについても国内投入の望みはありそうです。
OS | Android 14 (One UI 6.1) |
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SoC | Exynos 2400e |
メモリ | 8GB |
容量 | 128GB/256GB/512GB |
画面 | Dynamic AMOLED 2X 6.7型 1080×2340 最大120Hzリフレッシュレート |
カメラ | 5000万画素メイン+800万画素望遠+1200万画素超広角 |
インカメラ | 1000万画素 |
電池 | 4700mAh 25W有線充電 15Wワイヤレス充電 |
寸法 | 162×77.3×8mm 213g |
5G | 情報なし |
LTE | 情報なし |
3G | 情報なし |
その他 | Gorilla Glass Victus+ (前面), Gorilla Glass 5 (背面), IP68防水, 指紋認証(ディスプレイ内蔵), ステレオスピーカー |