Sony Mobileが今回の事態について、とある海外メディアにメールを送信しました。詳細は「Xperiaのスパイウェア疑惑について、ソニーが回答。中国に通信する理由を説明」の記事にて。 |
Android 4.4.2または4.4.4 KitKatのファームウェアを搭載するXperiaにおいて、内部ストレージに「Baidu(百度:中国のWebサービスを展開する企業)フォルダ」が生成される現象が確認され、海外フォーラムではスパイウェアではないかと話題となっています。
Baiduフォルダは削除しても、OS起動時にMyXperiaアプリが実行されるたび、ゾンビのように復活します。唯一の解決策はadbのシェルコマンドで、MyXperiaアプリをブロックすることだけです。
この現象の確認できるモデルと、そうでないモデルがあるようです。なお、筆者のXperia Z3 Compactでも、Baiduフォルダが生成されるのを確認できました。
このMy Xperiaが、中国のサーバーに通信をしている疑惑も浮上しています。以下はその様子を収めたもの。北京に通信を行っていますが、何が送られているのかは不明。
Xperia Careの公式サポートフォーラムにも同様の訴えが寄せられており、Sony Mobileは、Baiduフォルダは将来のアップデートで削除されると回答しました。
My XperiaはGPSを元に、紛失した端末を捜索するサービスなので、位置情報を送信しているのでしょうか。それにしてもBaiduフォルダの生成や中国への通信は不可解な挙動です。Sony Mobileからの早急な説明が待たれます。