もうSPモードなんて使ってられない!
Xperiaでsoftbank.ne.jpドメインのメールを送受信するため、公式の手順でXperia rayのSIMロック解除を行ってみました。
しかし、予想以上に厄介なドコモのSIMロックの仕組みにブチ当たることに。
解除できずに悪戦苦闘!こんなSIMロックで大丈夫か?
ドコモは夏モデルのスマートフォンからSIMロック解除に対応しており、全国ドコモショップでのSIMロック解除を受け付けている、とされています。
そのため、ふらっと寄ったドコモショップで、サクッとSIMロックを解除。したはずでした。Xperiaを預けると、店員もそれらしい作業していて、こちらも手数料として3150円を支払いました。
家に帰って早速SoftBankのSIMカードを入れてみましたが、なんとびっくり。解除コードを入力して下さいという画面が出てくるじゃありませんか。
ドコモショップで払い出されたコードを、Xperiaに入力する作業が必要なのですが、なぜかやっていなかった模様。つまりSIMロックは解除されていないのです。これでは、わざわざ預けて手数料まで支払った意味がわかりません。
手続きをしたドコモショップは近所ではなかったため、コードを教えてもらうおうと、こちらからショップに電話。しかし、それはできないとの返答。
よくわからないので、ドコモショップのエライ人に家まで来ていただいて、ロック解除コードを入力してもらうことに。
どうやら、ロック解除コードは手続きごとに端末個別に発効されるものと思っていましたが、最初から決まっているものを入力しているだけなので、解除コードは教えられない、とのこと。なるほどですね。
しかし、今回私の出くわした粗相もそうですけど、SIMロック解除についてググってみると、3150円は払わずになぜかロック解除してくれた(!)とか、解除コードの書かれたメモを手渡されて終わった(!!)とか、明らかに店員の対応がヤバそうなケースがいくつもヒットします。
わざわざロック解除するような客が少ないので、店員の経験値が低いのはわかるのですが、ロック解除の仕組みが単純すぎて、そのうち大変なことになるのでは?と危惧してしまいます。もう少し教育を徹底するか、ロックの仕組みを根本的に考え直すべきだと思います。
iPhoneのSIMカードを挿入!
悪戦苦闘の末、やっとこさSIMカードを挿入。
もしiPhone4やiPhone4SでmicroSIMの人は、SIMアダプターが便利です。
このとおり、アダプターを噛ませば通常サイズのSIMでもハマります。くれぐれもSIMスロットの破損には注意してください。
後はAPNを打ち込めばネット接続が可能になります。項目はホーム画面→メニュー→設定→無線とネットワーク→モバイルネットワークの中にあります。APNは自分で調べてください。
これで、SoftBankのネットワークでXperiaを使うことが出来るようになりました。
いざ、MMSアプリをインストール!
MMSに関しては、SoftBankメールがそのまま使えたのですが、バージョンアップでWi-Fi受信やSB以外の機種では使えないように仕様が変わっています。
そのため、旧バージョンであるSoftBankメール1.6なら、利用可能です。これはrootを取らずに導入可能です。
ファイルに関してはご自身でお探し下さい。(多分、ググれば見つかるのではないかと…)
手に入れたapkファイルを、アストロファイルマネージャなどのファイラー系アプリから開いてインストールし、MMSのAPNの設定も行います。
再び、設定→無線とネットワーク→モバイルネットワーク→アクセスポイントを開き、以下の設定を確認しましょう。
MMSC http://mms/
MMSプロキシ smilemms.softbank.ne.jp
MMSポート 8080
これで準備は完了です。
あとは普通にキャリアメールを送受信できます。もちろん絵文字も使えます。
spモードなんか使わなくてもいいし、とっても便利!
しかし問題は山積…
これでMMSは使えるのですが、テザリングが使えないという状況に。
ドコモのスマートフォンは、テザリングをONにすると、とにかく専用APNでしか接続できないという、正直ありえない仕様となっています。
他社SIMを挿した時も、spモードに無理矢理繋ごうとするため、SBのSIMではテザリングができないのです。カネ払ってSIMロック解除したのにこれはねーだろ!
SoftBankメールもバージョンが古くて、細かい使い勝手の悪さが目立ちます。以前、画像が添付されていたメールの受信に失敗することもありました。
結局、SIMロック解除やMMS導入などを非rootの安全な方法のみで行ってきましたが、ソフトバンクのメーラーの仕様や、ドコモのありえないテザリング実装による問題で、このままでは自分の思ったとおりにXperiaを運用することができません。
Xperiaのroot化、改造MMSアプリの導入など、様々なカスタマイズが必要となってきましたので、後日、解決方法について記事を上梓させていただきます。