HTCは、発売している全てのDesireHDのAndroid 4.0 (Sense3.6)アップデートを断念しました。
これは、HTCの公式Blogに記載があったAndroid 4.0アップデート機についてに記載されたページの追記で、DesireHDの部分に横線が入り、アップデートの中断について弁明がされていた事により判明しました。
記載内容を記述すると、
「色々なテストを行った結果、現状のAndroidバージョン、SenseバージョンがDesireHDの最適なユーザー体験を提供できると判断しました。」
と記載があります。
海外のDesireHDは現在「Android 2.3.5 / Sense 3.0」をアップデートで適応済みであり、これは同じようにAndroid 4.0提供予定(済)のSensation XL / Desire S / Incredible Sにも同じように提供されていました。
世界で発売されているそれぞれの機種を見ると、DesireHD以外は既に「Android 4.0 / Sense 3.6」を提供済みであり、発売時期はDesireHDが一番早期に発売されましたが、ハードウェアは上記で記載した三機種とDesire HDは搭載チップセット、RAM等はほぼ同様の物となっています。
そのように見ると、DesireHDはアップデートを行うために必要なハードウェア等の条件は満たしている為、アップデート断念は何か他の要因も考えられそうですね。
一方日本で発売されている、DesireHD(001HT)を見ると、上記にあるHTCの弁明で記載があった、「現状のAndroidバージョン、Senseバージョン」は「Android 2.3.5 / Sense 3.0」の事を恐らく指しており、日本で発売されたDesireHDを見ると、「Android 2.3.3 / Sense 2.1」でアップデートが止まってしまっています。
それを考えると、日本で発売されているDesireHDは最適のユーザー体験を提供できているとは考えられません。
HTCには、もう少し詳しくDesireHDのアップデート断念についてと、日本で発売しているDesireHDの現状をどう考えるのか回答が欲しいですね。
Source : HTC
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