ATOKやOpenWnnにかわる新しいIME「Google日本語入力」が、ついに正式版としてリリースされました。ネット上の用語も貪欲に取り入れる語彙力の多さが最大の強みです。
今回の正式版へのアップデートにより、ハードウェアキーボードやスキンに対応。さらに従来のフリック入力にかわる新たな入力方式「Godan入力」も使えます。
「Godan入力」はこんな感じ。ローマ字で母音と子音が並んでいるので、キーボードを押すのと同じ感覚で使えます。PCに慣れ親しんだユーザーがスマホで文字入力を始める時にはわかりやすいと思います。
あれ、これどっかでみたことあるんじゃないか、と感じた人は鋭い。これって1987年に登場したSHARPの電子手帳PA-7000から、PI-Zaurusまで採用されていたキーボードそっくりなんですよね。スマホの遠いご先祖さま。まさかこんな形で復活しようとは。
「フリック入力」自体、実際はAppleの元祖PDA Newtonの日本語入力Hanabiの焼き直しですが、それに対抗するのが電子手帳にルーツを持つ「Godan入力」というのはなかなか面白い構図です。しばらく「Godan入力」を使ってみようかと思います。