「2014年をあなたの電子書籍元年にしませんか?」デジほん18冊目

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 2012年あたりから「今年が電子書籍元年だ!」という論説を多く目にしてきましたが、アーリーアダプターが利用しはじめたのが2013年の後半といったところでしょうか。2014年はアーリーマジョリティ(前期追随者)にも電子書籍が浸透してほしいと考えています。

 しかし、いまいち電子書籍の利点・欠点が見えてこないという方や、種類が沢山あって分からないという方もいらっしゃると思います。そこで、電子書籍について、基本的なことを復習&予習していきましょう。

専用端末がなくても電子書籍は楽しめる

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 Amazon Kindle や 楽天 Kobo をはじめとした、電子書籍専用端末に目がいきがちですが、電子書籍はお手持ちのスマートフォンでも利用できます。フィーチャーフォン(ガラケー)時代にも携帯小説が流行しましたが、構造おおむねは同じです。

 iPhone を利用されているかたは iBooks というアプリが標準でインストールされています。iBooks は Apple が提供する電子書籍サービスです。

 ものは試しだと思って Store で無料の本をダウンロードしてみてはいかがでしょうか。著作権の切れた名作が無料で楽しめる青空文庫のコンテンツも数多くあるので、読みやすい作品をダウンロードしてみると良いと覆います。「走れメロス」あたりを読むと、懐かしさが爆発するかもしれません。

google_pluy_books 一方の Android スマートフォンは Android 4.0 から Google Play ブックスが利用可能になりました。Google が提供する電子書籍サービスで、Android スマートフォンの利用者なら、一番手を出しやすいサービスでしょう。普段アプリをダウンロードする際に利用している Google Play ストアから書籍の購入ができるので、心理的にも敷居が低いです。こちらも無料でダウンロードできる青空文庫をはじめ、ベストセラーの作品やおすすめの書籍がわかりやすく表示されるので、安価に購入可能な文庫やマンガを試しに買うことがお勧めできます。

 以上、ふたつがスマートフォンを購入した際に最初からインストールされている電子書籍のサービスです。ここから、さらにアプリをインストールすることで、外部の電子書籍サービスが利用可能になります。

Kindle・Koboなどの独立系ストア利用する

amazon-kindle-logo もうワンステップ踏み込むと、Kindle や Kobo それから Reader などのアプリをインストールしてみましょう。これらは、自社で電子書籍の配信を行っており専用のストアとビューワを用意しています。書籍の価格やアプリケーションの作り込みなど、各社工夫を見せており、提供されているコンテンツや販売形態など、自分にあったサービスを利用すると良いでしょう

 Kindle や Kobo で本を購入するメリットは特定のプラットフォーム(環境)に依存しないことです。Google Play ブックスは iPhone でも利用可能ですが、iBooks は Androidスマートフォンで利用できません。

 Kindle や Kobo はアプリをダウンロードしてログインすれば、スマートフォンの両方で利用ができます。また、日本での利用は不可ですがKindleや Kobo はPC向けのビューワも提供されています(iBooks も OS X Maverick から Mac で書籍が閲覧できますが Windows には対応していません)

 このように各種ストアと、スマートフォンの種類によって利用できる環境がゴチャゴチャなことがわかります。あまりにも複雑だったので、簡単な図にしてみました。

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  感覚だけつかんでもらおうと思い作った図なので、厳密な突っ込みはなしでお願いします。専用端末については後述します。

 このように見てみると、Amazon Kindle と Kobo が同列のように見えますが、対応環境だけでなく「使いやすさ」にも注意しなければいけません。筆者 Android の環境で kobo のアプリがクラッシュすることもありました。iBooksは対応環境こそ少ないものの、利用できる環境、全てで快適に動作します。

 私は試行錯誤を重ね、最もバランスの良いサービスは Amazon Kindle でした。独立系ストアを利用する場合は Kindle をお勧めしたいです。

電子書籍専用端末を購入する

 電子書籍のコンテンツを紙のように楽しむには、電子ペーパーを搭載した、電子書籍専用端末の購入を考えてほしいです。

 「本を読むだけのデバイスに1万円近くも払えるか?」と疑問に抱く方も多いかと思いますが、「読みやすさ」は大きく違います。電子ペーパーは液晶モニタと比べると「描画速度が遅い」ことや「カラー表示ができない」という欠点がありますが、表示される文字は実際の紙に近い出ため「紙の本を読んでいる」感覚で電子書籍が楽しめます。液晶ディスプレイはその特性上、光源を見つめ続けることになるので、目が疲れやすいのですが電子ペーパーではバックライトやフロントライトこそあるものの、液晶に比べれば目の疲れ具合は相当に軽減されます。

 電子書籍専用端末は Amazon の 「Kindle Paper White」楽天 Koboの「Kobo aura」それから SONY の「Reader」他にも「BookLive Lideo」や「BookPlace Mono」などなど沢山の種類がありますが、端末自体の使いやすさ、ストアの使いやすさなどを考えると Amazon Kindle PaperWhite が一押しの端末です。

 Amazon Kindle はパソコンからの閲覧こそできないものの、iOS(iPhoneやiPad)をはじめ Androidスマートフォン・タブレットのアプリケーションは快適に動作し、専用端末である Kindle PaperWhite の完成度は高いです。Amazon Kindle で書籍を購入すれば、手持ちのガジェットのほぼ全てで書籍が閲覧可能になり、どこまで読んだかというデータが同期され、快適な読書環境が構築できるでしょう。

 このように、現状の電子書籍事情はまとめると複雑で、ここが取っつきにくさの原因になっているのではないかなと思います。2014年はこれらのサービスが洗練&統合されていき、より消費者に分かりやすい形になっていってほしいですね。

 どのサービスを使えばいいか分からない方は「俺はこのサービスと墓場まで添い遂げるぜえ!」というサービスを見つけて、利用すれば大丈夫ではないでしょうか。筆者は Amazon Kindle を一押ししておきます。

Kindle Paperwhite(ニューモデル) Kindle Paperwhite(ニューモデル)

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