Bloombergが報じたところによると、複数のユーザーがAppleはiMessageのバグを放置していると主張しています。
それによれば、iMessageを利用していたiPhoneユーザーは、iPhone以外の電話機に機種変更すると、iPhoneユーザーからのSMSが届かず、テキストメッセージが永久に失われるというもの。これはiMessageが携帯電話番号とリンクしており、iPhoneユーザー同士のSMSメッセージをAppleが独自の連絡メッセージに置き換えてしまうため。このiMessageの仕組みにより、AppleはiPhoneユーザー同士のメッセージは通信料無料と謳っているわけです。
SAMSUNGのスマートフォンに機種変更したことにより、この不具合の被害を受けたAdrienne Moore氏は、Appleはこの問題を認識していたにもかかわらず、解決への取り組みを行っていないとし、カリフォルニア州でAppleに対し訴訟を起こしました。訴えは「契約妨害」と不正競争防止法に基づくもので、損害賠償と集団訴訟の認定を求めています。
日本ではSMSを活用するユーザーが少ないせいか、バグの真偽を含めてあまり話題になっていないように見えます。ただ、iPhoneからAndroidにMNPした友人が、iPhoneユーザーの彼女からの連日連夜に渡るメッセージが届かなかった(=既読さえ付かず、無視されたと認識された)おかげで破局したので、個人的にはおそらく本当なんだろうと思います。