KDDI、完全通話定額「カケホとデジラ」を発表。データ通信量はきめ細やかに

 KDDIは、新しい料金プラン「カケホとデジラ」を発表しました。一見不可解なネーミングですが、デジラは「データ自由ライフ」の略称です。

kakeho-dezilla

 既報通り、他社・固定回線への通話料が0円になる代わりに、基本使用料が2700円(税込みで2916円)に値上げされます。ここに300円のISP接続料と、各種データ通信サービスの料金が加算されます。基本的には先行して発表されたNTT docomo・SoftBank完全通話定額を下敷きに模倣、改良を加えたもの。

 KDDIの場合はこの2700円の基本料金の部分よりも、データ通信サービスの料金を強調しています。NTT docomo・SoftBankの家族シェアと異なり、あくまで個人単位のデータプラン契約が基本で、そこからデータ通信量を家族間で融通する「データギフト」が特徴的です。0.5GB単位で送ることができます。また、6年以上KDDIを契約していると、3ヶ月に1度データ通信量を増加する「長期優待データギフト」の提供もアナウンスされました。

 NTT docomoとSoftBankは家族間のデータシェアにあたって、子回線一本につき500円が必要ですが、KDDIではデータギフトの利用に追加料金が必要ないのが嬉しいところ。

 家族使用を前提とした他社のパケットパックにある15GB、20GB、30GBといったデータ通信量プランは、KDDIでは提供されず、かわりに「データ定額2(2GB)」、「データ定額3(3GB)」、「データ定額5(5GB)」、「データ定額8(8GB)」、「データ定額10(10GB)」、「データ定額13(13GB)」といったきめ細やかなデータ通信量のプランが用意されます。

 これらの通信量上限を超えると、従来は2GB単位のデータ量を2500円で追加する必要がありましたが、各社の新プランでは1GB/1000円単位での追加が可能に。さらにKDDIの新プランの場合は、0.5GBを550円で追加することが可能。たとえば月末に「あと2〜3日で今月が終わるのに、2GBなんて通信量を使い切れるはずがない」といった場合にも、KDDIなら0.5GBのみ追加ができることから安く済むので、安心感があります。

 NTT docomoの新料金プランが安いと報じられていることについて、やんわりと否定していた田中社長ですが、実際にはNTT docomoと代わり映えのしない完全通話定額がそのまま提供され、大手3社が2700円の横並びになってしまったことは率直に言って残念。ただしデータ通信プランに関してはいくらか改善がされており、こちらは評価したいところ。いっそ格安SIM対抗でデータ定額1GBも用意して欲しかったかもしれません。

 本プランの提供開始は、8月13日以降となっています。

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