Apple関連の最新情報に精通した海外ブログ「9to5Mac」が伝えるところによれば、新型のiPad Air 2のWi-Fi+Cellular版は、SIMカードとして独自の「Apple SIM」が含まれているそうです。
確かにアメリカのApple公式サイトを見るとそのような表記を確認できます。利用可能国はアメリカとイギリスのみで、日本は含まれません。
この「Apple SIM」1枚で、複数のキャリアを簡単に切り替えて通信契約ができるようです。設定項目内のCellular Data Accountの項目から切り替えるだけ。
Verizon Wirelessは見当たりませんが、少なくともアメリカのAT&T、Sprint、T-Mobile、そしてイギリスのEEは、このApple SIMで利用できるようですね。旅行などの長くない滞在を想定したプランが用意されることを示唆する説明文も添えられています。
通常は、キャリアと通信プランの契約を交わして、SIMカードを発行してもらい、SIMピンでSIMスロットを引っこ抜き、端末内のSIMカードと入れ替える……といった一連の手順を踏んだ上で、通信サービスを変更することになります。3キャリアの通信サービスを使うなら、SIMカードを3枚用意して、いちいち入れ替える作業が必要です。それらの手順を面倒だと感じる人にとって、画面上から簡単に通信キャリアを切り替えられるApple SIMは、まるで魔法のように見えるでしょう。
さて、日本でもApple SIMが使えるようになる日は来るのでしょうか?