「au VoLTE」対応機種は国内では3G非対応の「フルLTEスマホ」SIMカードも専用に

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 KDDIがauブランドでのVoLTEサービス「au VoLTE」の開始と対応端末の発売を発表しました。日本でのVoLTEの提供はNTTドコモに続き2社目となりますが、対応機種である「isai VL LGV31」と「URBANO V01」は(国内での)3G接続に対応せず、通話および通信を全てLTEでまかなうという、言うならば「フルLTEスマートフォン」となります。当然ながら、日本では初めての登場です。

 KDDIの調査では、auの「4G LTE」の人口カバー率はすでに3Gと同等の99%に達しており、接続維持率や品質のテストでも問題はなかったことから実現したとのこと。実際、KDDI回線のMVNOであるmineoは通話を除く通信はLTEのみでサービスを提供しており、エリアの問題はないのでしょう(当のmineoは全く別の理由で問題となっていますが……)。

 注意点として、ネットワーク制御などの問題からau VoLTE対応端末のSIMカードが専用となることが挙げられます。ケータイWatchが伝えるところによると、VoLTE対応端末は「nanoSIMカード Ver.4」でしか動作しません。

  「au VoLTE」対応SIM 「au VoLTE」非対応SIM
「au VoLTE」対応機種 ×
「au VoLTE」非対応機種 ×

 つまり、一度au VoLTE対応機種に機種変更してしまうと、SIMカードを従来の端末に差し替えて利用することはできません。従来の端末で利用したい場合は、もう一度SIMカードの変更が必要です。また、au VoLTE対応機種だけを入手したとしても、SIMカードを交換して対応させない限りその端末を利用することはできません。複数の端末を使い分けたいユーザーには不便ですが、システム上のことなので致し方ありませんね。

 KDDIの田中社長はiPhone 6/6 PlusのVoLTE対応については言葉を濁しているようですが、ネットワーク制御に絡む問題、しかも他の最新モデルは対応せず(できず?)という状況で本当にiPhoneだけ対応できる可能性があるのでしょうか。販売への影響を考えて完全否定を避けているだけでは…という疑念が湧いてくるのを我慢しつつ対応を待ちたいところです。

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