ドローン製造メーカーとして有名な中国DJIは、飛行プラットフォームとして新製品”Manifold”を発表しました。
これはDJIがCanonicalと共同開発したコンピューターで、複雑な航空技術を実現するためのプロ用アプリをプログラミングできるシステムとなっています。
Manifoldのメインプロセッサとしては、NVIDIAのTegra K1プロセッサが搭載されているそうです。このプロセッサはARM Cortex-A15のクアッドコア構成で、GPUとして192 CUDAコアを備え、クロック数は2.2GHzとなっています。USBやEthernet、Mini-PCIe、HDMI、UART、SPI、I2Cといったインターフェイスも備えます。
Tegraプロセッサといえば発熱のイメージがありますが、手に持つことを当然とする、薄型化がトレンドのスマートフォンと、空中を飛行するドローンとでは、条件が異なります。以下、Matrice 100に搭載した様子。
これにより、今後は単純ではない高度な自律飛行も可能になってくると思われます。スマートフォンの進化が牽引する、ドローンの進化。今後も見守りたいところです。