ソフトバンクは、2017年夏モデルを発表しました。Sony Mobile, SHARP, 京セラ製のスマートフォン計4機種となっています。
XPERIA XZs
「Xperia XZs」は、バルセロナで2月に開催されたMWC2017にて正式発表された、Sony Mobileのスマートフォン。基本的な性能はフラッグシップモデル「Xperia XZ」とほとんど変わらないマイナーチェンジモデル。背面の無駄なキャリアロゴはなし。
OS | Android 7.0 |
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CPU | Qualcomm Snapdragon 820 クアッドコア 64bit |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 32GB |
ディスプレイ | 5.2インチFull HD |
カメラ | Exmor RS for Mobile, 1900万画素, レーザーAF, 4K動画, RGB IR, Motion EYE スーパースローモーション960fps |
インカメラ | 1300万画素 |
バッテリー | 2900mAh, |
寸法 | 146×72×8.1mm |
重量 | 161g |
その他 | microSDスロットあり、防水防塵, USB Type C, QC |
カメラ機能が大きく強化。画素数は2300万画素から1900万画素に減少したものの、画素あたりのサイズは大型化しており、より明るい画を撮れるようになりました。メモリー積層型CMOSセンサーはメモリーを保持するようになり、データ読み出しが5倍高速化、新たに960fpsのスーパースローモーション撮影にも対応します。
発売日は5月下旬以降。
AQUOS R
ホンハイ傘下として再出発したSHARPは、「AQUOS ZETA / Serie / Xx」など無駄に散逸していたブランドを、今期より新たに「AQUOS R」に統合。
5.3型WQHDハイスピードIGZO液晶、Snapdragon 835、実行4GBメモリ、Bluetooth 5.0など、極めてハイスペックな構成。通信面は、キャリアアグリゲーション+4×4 MIMO+256AQMにより、夏モデルのスマートフォンで唯一、理論値下り最大612Mbpsの高速通信を実現。機能的にも指紋認証・ワンセグ/フルセグ、FeliCa、防水防塵を抑えています。全部入りのハイエンドモデルで勝負に挑みます。
OS | Android 7.1 Nougat |
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CPU | Qualcomm Snapdragon 835 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 5.3型 WQHD(2560×1440), ハイスピードIGZO, HDR10 |
カメラ | 2260万画素 F1.9 光学式/電子式手ブレ補正 |
インカメラ | 1630万画素 |
バッテリー | 3160mAh, QC3.0 |
寸法 | 153 × 74 × 8.7mm, 169g |
その他 | IPX5・IPX8/IP6X 防水防塵, ワンセグ/フルセグ、FeliCa/NFC、指紋リーダー USB Type-C, Wi-Fi a/b/g/b/ac、Bluetooth 5.0 |
カラーリングはBlack, White, Orangeの3色。発売日は7月上旬以降。
AQUOS ea
SHARP製の「AQUOS ea」は、5インチHD IGZO液晶を搭載した、(今となっては)比較的小柄なモデルで、重量も135gに抑えられています。
OS | Android 7.0 Nougat |
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CPU | Qualcomm MSM8952 S617 |
メモリ | 2GB |
ストレージ | 16GB |
ディスプレイ | 5型HD IGZO |
カメラ | 1310万画素 |
インカメラ | 500万画素 |
バッテリー | 3010mAh |
寸法 | 71×142×8.8mm, 135g |
その他 | 防水防塵IPX5/8,IP5X, BT4.2 |
カラバリは3色。発売日は7月中旬以降。
DIGNO G
京セラ製の「DIGNO G」。米国防総省の軍用品調達企画「MIL-STD-810G」に対応した耐衝撃防水防塵のタフネスモデル。
スマートフォン初心者の購入も想定し、ホーム画面のUIはビギナー向けに、文字入力はガラケーライクに。赤外線通信も備えます。
OS | Android 7.1 Nougat |
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CPU | Qualcomm MSM8917 |
メモリ | 2GB |
ストレージ | 16GB |
ディスプレイ | 5型HDTFT |
カメラ | 1300万画素 |
インカメラ | 200万画素 |
バッテリー | 2300mAh |
寸法 | 72×143×10.6mm, 142g |
その他 | MIL規格 |
カラバリは3色。発売日は7月上旬以降。
注目機種は?
やはり一台選ぶならSHARPが再出発を誓うハイスペックモデル「AQUOS R」に注目したいところ。Xperia XZsが変わり映えしない一方、AQUOS Rは心躍る高性能ぶりです。
MVNO、いわゆる「格安スマホ」の勢力が伸長する中、おそらく低価格に設定されるであろうAQUOS eaとDIGNO Gにも注目です。
海外で発表されたXperia XZ Premiumは未発表。Xperia Z5 PremiumがNTT docomoから投入されたことを考えると、XZ Premiumも国内ではNTT docomo専売という可能性も高いでしょうから、SoftBankから発売されないのは順当といえば順当。
SamsungのGalaxy S6 edge以来、GalaxyシリーズはSoftBankには未投入。ちょうどS6世代から2年経つので、買い替え時期に新機種を投入すべきではあったはずですが、Galaxy S8は投入されませんでした。世界中で発火事故を起こした欠陥モデルGalaxy Note 7の一件は、投入可否の判断に何らかの影響は及ぼしたのでしょうか。