UPQ(アップキュー)は、スマートフォン「UPQ Phone A01X」のバッテリー回収・交換を7月から行うとアナウンスしました。
UPQ Phone A01Xは、日本国内で4件の焼損事故を起こしました。消費者庁・総務省・第三者機関の事故調査の結果、バッテリーと充電制御が焼損元であることが特定されています。
UPQは、バッテリー充電時に過負荷が掛からないよう、アップデートで充電制御ファームウェアを書き換えることで、対応を行っていました。UPQは5月25日の時点では以下のように述べていました。
新ファームウェアでは、現行のファームウェアの問題点である充電時のバッテリーへの負荷を改善し、緩やかに充電されるよう修正しております。
「UPQ Phone A01X」を現行ファームウェアのままお使いになりますと、加熱し焼損に至る恐れがございます。ご利用中のお客様は、本ファームウェアアップデートを必ず実施くださいますよう、お願いいたします。
あくまでアップデートさえ行えば使い続けられると捉えられるアナウンスでした。
しかし、6月26日付で出されたプレスリリースでは、使用をしないよう勧告しています。
「UPQ Phone A01X」の現行バッテリーを継続してお使いになりますと、過熱し焼損に至る恐れがございます。ご使用中のお客様は、新型バッテリーをご使用いただく他、交換対象の現行バッテリーは必ずご返送いただき、以降ご使用にならないようお願いいたします。
UPQのアナウンスに従ったユーザーは1ヶ月の間、過熱し焼損に至る恐れのある製品を使い続けていたことになります。
電池の回収と交換の実施日程・実施手順は後日案内するとしています。