SHARPは、SIMフリースマートフォン「AQUOS sense lite SH-M05」を正式発表しました。
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普及廉価モデルながらもツボは抑えた仕様
AQUOS senseは既に大手キャリアやUQ mobile向けに発表されているモデルの、SIMフリー版となります。仕様もほとんど同じで、筐体サイズが誤差レベルに異なる程度です。
ディスプレイはHDではなくFHDのIGZO液晶。筐体は防水防塵で、水濡れした手でも快適操作可能。前面に指紋認証センサー内蔵など、廉価な普及モデルとしてはツボは抑えた仕様です。
スペック
SoCはSnapdragon 430、実行メモリは3GB、ストレージは32GBなど、いくら安かろう悪かろうでもメイン機として快適に長く使うなら抑えておきたい、現在の最低ラインとも言える水準はきっちり抑えています。本音を言えばSoCがS6xx系統だともっと良いのですが。
OS | Android 7.1 Nougat |
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CPU | Snapdragon 430 MSM8937 |
メモリ | 3 GB |
ストレージ | 32GB |
ディスプレイ | 5型FHD IGZO |
カメラ | 1310万画素 |
インカメラ | 500万画素 |
バッテリー | 2700mAh |
寸法 | 72 × 144 × 8.5mm, 147g |
LTE | B1, 3, 5, 12, 17, 19) |
3G | W-CDMA 2100/850/800MHz |
その他 | IPX5/IPX8, IP6X, おサイフケータイ, BT4.0, nanoSIM |
カラーリング
カラーリングはWhite、Black、Goldの3色。
発売日
発売日は2017年12月上旬予定。販路は各家電量販店など。
価格
AQUOS sense lite SH-M05はオープン価格ですが、同型機の他社での販売価格から、3万円前後となるのが妥当。ヨドバシでは3万3480円、3348ポイント還元で販売中なので、やはり3万円程度です。Amazonでは3万円台前半で販売中です。
「国産SIMフリースマホ」で選ぶならこれ
大手キャリアで販売されているような、防水防塵やおサイフを抑えたスマートフォンの国産SIMフリー機となると、SHARPや富士通から選んでいる人も多いはず。
富士通のarrows M04(arrows Be)は旧世代ローエンド化石SoCであるS410、HDディスプレイ、実行2GBメモリ、16GBストレージ、指紋認証センサー無しなど、ことごとく現在のトレンドからかけ離れた手抜き仕様であり、重たい処理に向かずOSアップデートも全く期待できません。arrowsが明確に優越している部分は「ガワがちょっとタフ、泡で洗える」「ワンセグが載ってる」ぐらい。にも関わらず価格もAQUOS sense lite SH-M05の方が安いのです。
「テレビとGoogle Mapの使える車載カーナビとして使う」などの明確な利用用途を想定するのであれば、arrows M04でも十分ですが、その程度であればarrows M03などの旧機種でも実現可能。旧機種の在庫処分セールを狙う方が賢いでしょう。
メインにも利用できる今最新の国産SIMフリースマホとなれば、AQUOS sense liteは非常に有力な選択肢と言えます。
法人向け「AQUOS sense basic」はMIL規格対応
ソフトバンクの法人向け端末に「AQUOS sense basic」が登場。「AQUOS sese lite」からFeliCaと指紋認証センサーを廃し、エモパーも削除、MIL-STD-810G準拠の耐衝撃性を謳う、Android 8.0搭載スマートフォンが「AQUOS sense basic」となっています。
発売日は2018年2月中旬以降。もし今後、普及帯AQUOSの個人向けモデルまでMIL規格対応となっていく場合、arrowsの存在意義は極めて危うい状況となりそうです。