ニコニコ動画は、一般会員でもFullHD(1080p)解像度の動画を投稿できるようになったと発表しました。
YouTubeなどの主要な動画サービスはFull HD以上の動画再生はとっくに当たり前となっており、ますます高画質化・高ビットレート化・低遅延化が進んでおり、もはや動画サービスとして最低水準のサービス品質へと落ちていたニコニコ動画。数々の批判、炎上によって会員数は減少の一途を辿っていました。
これに対して、ニコニコ動画は姿勢を変更。niconico運営責任者から川上量生を退任、代わりにドワンゴ取締役栗田穣崇氏が運営責任者へと変更。画質や重さといった部分について改善を進めていくとしていました。
先行してプレミアム会員限定で投稿可能となっていたFull HD動画が本日、1月18日より、一般会員にも解禁された形です。
投稿動画がFull HD動画として公開されるには、以下の条件を必ず満たしている必要があります。
動画の長さ | 15分以下 |
解像度 | 幅1920px以上または高さ1080px以上 |
ビットレート | 3Mbps以上 |
生成条件は、2018年春頃、緩和も予定しているとしています。
FHD動画の推奨フォーマットは以下の通り。
解像度 | 1920×1080 |
fps | 24fps / 30fps / 60fps |
ビットレート | 12Mbps以上 |
情報密度の高い動画を高ビットレート且つ高フレームレートで投稿する場合、YouTubeですら破綻が見られる場合もあります。ニコニコ動画のFHD仕様がどの程度にまで仕上がっているのかも気になるところです。
なお、現時点では動画再生時、視聴ごとに1080pを選択する必要があるとしています。エコノミー時間帯はプレミアム会員のみ視聴可。HTML5版のニコニコ動画を利用する必要もあるとのことです。