ハイエンドゲームモニターといえば、単にゲームの画面を出力するもので、スマートTV機能を内蔵していませんでした。そして、ゲーマーがリビングにおける大画面のモニターを求める場合、通常は汎用のテレビを利用していました。
NVIDIAは新たに、世界初の大画面ゲームモニターBFGD(Big Format Gaming Display)を正式発表しました。
BFGDは、NVIDIA SHIELD(つまりAndroid TVプラットフォームのゲーム機)、NVIDIA G-Sync技術、4K 120Hz HDRスクリーンによって構成されているとのこと。65インチの巨大なゲーミングモニターである前に、スマートテレビでもあるわけです。モニター自体にAndroid TVが内蔵されているとのことですが、やはりNVIDIA SHIELD向けの大作ゲームが遊べるのでしょう。
4K HDRで、120Hzのリフレッシュレートなので、120fpsの出るPCゲームを快適に遊ぶことができるでしょう。PS4では最大でも60fpsで、重たいゲームでは30fpsまで落ち込む場合もあります。やはり「Razer Phone」は伏線だったでしょうか。120Hz液晶搭載のゲーミングスマホで、これまでは低いフレームレートのゲームアプリばかりだったのが、最大120fpsの高フレームレートのゲームが登場しつつあるからです。Androidアプリの互換性を持つBFGDゲーミングモニターでも、高フレームレート対応のゲームが快適に動作する可能性があります。
NVIDIAは、BFGDに準ずる製品がACER、ASUS、HPから投入されるとしています。投入時期は今夏。価格は未定ですが、おそらくかなり高額なのだろうと予想されます。