弊誌はアフィリエイト広告を利用しています。

顔認証のiPhoneが不便すぎると話題に。理由は新型肺炎での「マスク着用」

 中国武漢で流行の新型コロナウイルス。この感染を予防するために人々はマスクを装着しています。

 ところが、マスク装着時にiPhoneユーザーが困っていると凤凰网科技が報じています。

 現在のスマートフォンのほとんどは、顔のロック解除機能を提供していますが、マスクを装着した場合に顔認識が困難になります。通常であれば指紋認証センサーも並行して搭載しているので、そちらを使うだけなのですが、AppleのiPhoneの生体認証は、Touch IDを残すのではなく廃止した上で顔認識認証Face IDのみに一本化してしまっているため、そうしたモデルでは外出中に生体認証でロック解除が出来ないとのこと。

 Androidの顔認証は2Dで精度が低いため、マスク装着時でもロック解除できる場合があるようですが、iPhoneのFace IDは顔の立体を捉えてセキュアに認証するため、マスク装着時ではほぼ解除できないようです。高いセキュリティーがアダとなっているのですね。

 マスクを装着した状態の顔でFace IDに顔を登録したらどうなるのか?噂ではできている人もいるものの、基本的にはマスク着用状態であることを警告する表示が出るので設定は完了しないとのこと。

 こうした問題について、Huawei携帯製品李小龙副総裁は、Weiboにて言及。Mate 20 Proでマスクを試したところ、目と頭の特徴点が少なすぎてセキュリティを確保できず、最終的にマスクを使用したシーンでの顔認識ロック解除は行えないとのこと。このため3D顔認証解錠をサポートする端末では指紋認証を保持するとしています。

 Tianfeng InternationalのアナリストGuo Mingyuは、2020Q1でAppleのiPhone供給が新型肺炎の影響で10%減少しており、今後の出荷予測が難しいと指摘。そしてユーザーが感染を防ぐためにマスクを着用してFace IDが動作不能になることを、Apple製品の需要の潜在的リスクとして挙げています。

すまほん!!を購読しませんか?

Twitterでも最新更新を配信・通知しています

フォローする 再度表示しない