Appleは、開発者会議WWDC20にて「iOS 14」を正式発表しました。
ホーム画面を大規模に刷新
iPhone OSからずっと拒絶されて続けていたホーム画面のウィジェットを解禁しました。今までは通知センターで許可されていたウィジェットをホーム画面にもおけるように。Apple Watchのコンプリケーションにならったインターフェースですね。
そしてアプリはApple Watchのようにアプリをリスト表示に対応しました。カテゴリに応じて自動で整理されたリストが用意されます。
ホーム画面をより柔軟に編集できるようになりました。Androidのように、ページの順序をかんたんに入れ替えたりすることができました。
ピクチャーインピクチャー
iPadで利用できていたピクチャーインピクチャーがiPhoneでも利用できます。大きさを変更するのも、一時的に隠したりするのも簡単です。操作はiPadで利用していた頃と同じ操作感が実現されています。
Siri
今までSiriを立ち上げると画面いっぱいを覆っていましたが、これからは控えめに表示されます。下部にSiriアイコンが表示されたのち、結果は画面上部に表示されます。Webサイトを閲覧しながら気になった情報をすぐSiriに聞くことができます。
そして翻訳アプリが新たに搭載されます。オフラインでの翻訳も対応し、ランドスケープモードにも対応します。言葉を発したらすぐに回答が表示されます。
メッセージ
新たにピン留め機能が搭載されます。頻繁に連絡を取るユーザーを上部にピン留めできます。LINEなどでおなじみの機能ですね。
Memojiはより細かいカスタマイズができるようになりました。今話題のマスクはもちろん、防止やスカーフなどより自分好みに設定できます。
グループでは自分にメンションを送って特定の相手に返事ができます。また、グループメッセージに画像を設定することができます。LINEのグループトークに画像を設定できるように。
マップ
全米で利用可能だったストリートビューのような機能がイギリス、カナダ、インドで利用可能になります。
自転車ナビゲーション機能が搭載されます。自転車でのナビゲーション時は標高をお知らせし、平坦なルート、過酷なルートと好みで選べます
電気自動車に優しいチャージスポットを経由するナビゲーションが追加されます。近年急速に普及している電気自動車ですが、チャージスポットがわかりにくいのが問題でした。新しいマップでは走行距離に応じてチャージスポットを経由するナビゲーションを自動的に設定されます。BMWとフォードが対応予定とのこと。
CarPlay
壁紙が設定できるようになりました。
そして車の鍵にイノベーションが起きます。iPhoneのNFCを利用して車の鍵を開けることができます。
鍵はiMessageで送って知人に貸すこともできるようになります。iPhoneを紛失してもiCloud経由して鍵を削除することも可能です。対応車種はBMWの2021年のモデルから対応予定とのこと。
App Store
アプリが必要なシーンでアプリを持っていない場合、App Clipsでインストールすることなく必要なときに必要な機能だけを利用することができます。利用したい事業者のサービスにNFCでかざすか、コードをカメラで認証するだけで、決済も可能になります。決済にはApple Payを使うので非常にセキュアです。
アプリを選んで立ち上げるより、必要なシーンにNFCにかざすかカメラで認証するだけのほうが遥かにスムーズですもんね。これはどんどん普及してほしいです。