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異例。Appleが「iPhone 12(仮)」の発売遅延を正式発表

 珍しい、Apple自ら「新型iPhone発売延期」告知。

 AppleのCFOであるLuca Maestri氏が、決算発表説明会の中で新型iPhoneの発売遅延について言及したのです。the Vergeによると、Luca Maestri氏は「去年は9月下旬に新しいiPhoneを発売しました。しかし、今年は去年よりも数週間後に発売になるでしょう」と発言したとのこと。

 ちなみに、iPhoneの発売が延期になったのは、これが初めてではありません。これまで、iPhone XやiPhone XRも発売が延期になっています。iPhone Xは2017年の9月に発表されましたが、生産の遅れで11月の発売となりました。iPhone XRは、液晶ディスプレイの生産に問題があり、10月まで発売が延期となっています。

 いずれも製品発表後の話。発表前の製品について延期を明かすのは珍しいことです。

 Appleは、発売が遅れる原因について具体的には明らかにしていません。しかし、iPhoneにチップを供給しているQualcommから興味深い発言がありました。ReuterがQualcommのCFOであるAkash Palkhiwala氏にインタビューをしたところ、「フラグシップスマートフォンの発売が遅れたことで、9月から12月の4半期にチップの販売台数が増えることになります」と発言したそう。インタビューの中で、具体的な会社名は触れられなかったようですが、発売時期等を考えるとiPhoneである可能性が高いでしょう。

(iPhone 12(仮)の予想イメージ  画像出典:Phone Arena

 iPhone 12については、発売日について様々な予測がされてきました。リーカーのJon Prosser氏は3月のツイートでも、発売の遅延について言及していました。そんな同氏は、iPhone 12の発表について新たな予測を投稿しています。ツイートよれば、iPhone 12の発表は10月に予定されているとのこと。

 例年よりも遅く発売される予定のiPhone 12。全部で4機種の展開で、性能についても詳細にリークされています。特に注目なのは、5.4インチディスプレイを搭載するとされるiPhone 12です。iPhone SEよりも大きく、iPhone 11 Proよりも小さいディスプレイサイズとなり、携帯性に優れた機種になるでしょう。MacRumorsでは、iPhone 12の大きさを体験できる画像を公開しています。

 いよいよ具体的な販売の見通しが立ってきたiPhone 12。具体的な性能も含め、Appleからの発表が楽しみです。

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