日本通信株式会社は、「日本通信 SIM」ブランドにて、7月15日13時から「合理的かけほプラン」を開始すると発表しました。
日本通信は、NTT docomoから「かけ放題オプション」「5分通話無料オプション」に相当するプランの卸提供をするよう、総務大臣に裁定を求めており、2020年6月30日には正式に裁定が下っていました。これにより音声通話完全定額のプランを提供できるようになりました。
日本通信は、月額2480円(記事中全て税別)で音声通話はかけ放題、3GBが付いた「合理的かけほプラン」を提供します。原価ベースで調達できたことにより、音声とデータのトータルで、大手携帯キャリアの半額以下の携帯料金を実現したといいます。
3GB以降は、1GBあたり250円で使った分だけ料金が自動適用される段階制。月7GB使っても3480円で収まります。ユーザー自身で追加する容量の上限を定めることもできるとのこと。
これまでにもMVNOでの音声通話定額プランはありましたが、発信時に相手の電話番号の前にプレフィックス番号を入力したり、専用アプリのインストールが必要など、サービス内容・使い勝手の悪いものでしたが、今回の日本通信のプランであれば、そういったこともなく、普通に標準の電話アプリで発信して通話定額対象になります。
データ容量はあまり使わないが月によってバラつきがある、通話はたくさんする、でも通話定額だからこそ電話アプリで面倒な操作はしたくない、そんなユーザーに良さそうです。大手三社のプランは音声通話定額を提供しつつも、低いデータ容量で契約するとコスパの悪いプランばかり。音声通話定額目当てで高い大手三社の料金を払ってきた人には、新しい選択肢が増えると言えそうです。
日本通信は今回の「合理的かけほプラン」を第1弾としており、今後も新たな音声通話定額プランの登場が期待されます。