ソフトバンクロボティクス株式会社は、配膳ロボットで実績を持つBear Robotics, Inc.とのパートナーシップをベースに開発した自律走行配膳ロボット「Servi(サービィ)」を正式発表しました。2021年1月から日本で発売します。
ソフトバンクロボティクス新事業戦略発表会
Whiz好評、Pepper「コロナ禍」新パックも
掃除ロボット「Whiz」は世界中で1万台以上稼働。総清掃距離地球14周分を謳います。毎月生産が追いついていないとのこと。
新機種「Whiz i」は10月発売。吸塵率は1.6倍。丁寧に掃除することで床にいる菌を減らすことで、空間浮遊菌量も5分の1まで削減できるといいます。
発熱検知やマスク着用チェックをPepperが代替するソリューション「サーマルPepperパック」も提供。人件費を削減できます。
新ロボット「Servi」
コロナ禍の克服を課題
プロジェクトは2年前にスタート。元Googleエンジニアでレストランオーナーをしている、Jhonが率いるシリコンバレーの会社Bear Robotics, Inc.が試作。これを良いねと、ソフトバンクロボティクスが開発パートナーにした経緯があるといいます。
飲食店やホテル・旅館、小売店などでの稼働を想定。AからBのルートまで設定。天井マーカー設置不要、Webベースのツールで席番号を入れていくだけ。3DカメラとLiDARセンサーで、60cmの幅があればOK。行き先ボタンとGoボタンを押すだけ。トレーニング含め3時間あれば十分使いこなせるとのこと。
スープも運べる高い安定性を誇り、35kgの積載量により下げ膳に活用して運搬量増加、回転率向上も可能。重量センサーにより配膳後はパントリーに自動帰還。
人間はより付加価値の高い仕事に集中できます。外食産業の抱える「人件費の高騰」「生産性」「コロナ禍での非接触」といった課題を克服。実証実験で3000km安定稼働。大規模導入も既に決定しているとのこと。
初期費用なし。料金は3年プラン。2021年3月発売予定。