Samsung関連の情報に精通したSamMobileは、Samsungが同社の旗艦モデル「Galaxy Sシリーズ」を例年から前倒しし、来年の1月上旬に発表する可能性があるとリークしました。
その情報によると、Galaxyシリーズ向けの部品の大量生産が例年より6週間ほど早く始まる見込みであると述べられており、来月には開始されると述べられています。例年ではこの生産が始まるのは1月のはじめ頃であることを考えると、かなり早いスタートとなります。
当初は年内の発表もあると考えられていたものの、最新の情報では1月上旬とされる考え方が強まっています。
一方で、気になるポイントであるのが、Galaxy S20シリーズのメインのプロセッサとして採用されるであろうQualcomm Snapdragon 875です。
Snapdragon 875は、TSMCではなくSamsungが全面的に製造を請け負うとされていますが、現在の段階では、このSnapdragon 875の量産が早まるという噂はありません。Snapdragon 875は例年と同時期の12月初旬に発表される予定です。
Qualcomm will soon release the Snapdragon 875, which may be the only processor we know of that uses the X1 core.
Yes, Exynos2100 basically excludes the possibility of X1. pic.twitter.com/iq5xIiaHqE— Ice universe (@UniverseIce) October 6, 2020
ここで発表されるGalaxy Sシリーズは、Galaxy S21と名付けられるであろう端末で、2年ほど前までは3月に、ここ2年ほどは2月に発表、発売されてきました。今年はさらに早まる見込みです。
Samsungは一部のサプライヤーに8-9%安価に提供することを求めているとの噂もあり、Galaxy S21はここ数年で最も安い旗艦端末になるかもしれないという噂も報じられています。(この比較対象にGalaxy S20 FEやGalaxy S10 Liteは含まれないものと思われます)
おそらくこの前倒しの開発、発売はHuaweiの持っていた市場シェアを積極的に奪いに行くための計画であると考えます。2020年は例年のような販売できず、売り上げが不調であったため発売を急いでいる、という見方もできます。また、Galaxy Z Flipシリーズとのリリース時期をずらしたいという見方もあります。
新しいGalaxy S21シリーズはSペンが搭載されるかもしれないという噂もあり、今後の続報に期待したいところです。