弊誌はアフィリエイト広告を利用しています。

Huawei Mate 40 シリーズ正式発表。Pro+は最高17倍光学ズーム

 中国ファーウェイは「Mate 40」シリーズを正式発表しました。発表されたモデルは「Mate 40」、「Mate 40 Pro」、「Mate 40 Pro+」に加えて、ポルシェデザインとのコラボモデル「Mate 40 RS」です。

Mate 40

 Mate 40は、今回発表となったモデルの内で一番安価なモデルながら、上位モデル同様Kirin 9000を搭載します。

 ディスプレイは、エッジ部分が68度にカーブしている6.5インチ有機ELで、解像度は2376×1080。リフレッシュレートは90Hzと最近のスマホとしては控えめですが、タッチサンプリングレートは240Hz。パンチホール式ディスプレイを採用していて、インカメラによる2D顔認証に対応。加えて画面内の指紋認証センサーを搭載しています。

 背面カメラは3眼で、5000万画素の標準カメラ、1600万画素の超広角カメラ、800万画素の3倍望遠レンズを搭載、5倍の光学ズームを実現しています。カメラ部分のデザインは前世代のMate 30シリーズと似た円形のカメラ突起。

 Mate 40のバッテリー容量は4200mAh、40Wの有線急速充電に対応しています。その他スペックは以下の通りです。

OS EMUI 11, Android 10
SoC Kirin 9000
実行メモリ 8GB
内蔵ストレージ 256GB
画面 6.5インチ有機EL リフレッシュレート90Hz タッチサンプリングレート240Hz
背面カメラ 5000万画素メインカメラ + 1600万画素超広角カメラ + 800万画素3倍望遠レンズ
電池 4200mAh
寸法 158.6 x 72.5 x 8.8 mm 188g
その他 40W有線急速充電、2D顔認証、画面内指紋認証センサー、IP53防水防塵

Mate 40 Pro

 Mate 40 Proは、Mate 40の上位モデルで、ディスプレイサイズや、解像度、カメラの一部スペックが向上しています。

 Mate 40では68度にカーブしていたエッジディスプレイですが、このモデルでは88度にカーブしています。ディスプレイは6.76インチの有機ELで、解像度は2772×1344。このモデルも90Hzのリフレッシュレートと240Hzのタッチサンプリングレートに対応。

 インカメラは二眼。3D顔認証にも対応しています。Mate 40無印ではIP53の性能でしたが、Mate 40 ProではIP68に向上。

 背面カメラはMate 40無印と同様に3眼ですが、一部のカメラ性能が向上しています。5000万画素のメインカメラは変わらずですが、超広角「Ultra Wide Cine」は2000万画素のカメラで400万画素の性能アップ。望遠レンズもズーム倍率が3倍から5倍に、1200万画素で400万画素性能アップで7倍の光学ズームに対応しています。

右が「Mate 40 Pro」

 Mate 40 Proは66Wの有線急速充電に対応するとともに、50Wの無線充電に対応しています。

 その他スペックは以下の通りです。

OS EMUI 11, Android 10
SoC Kirin 9000
実行メモリ 8GB
内蔵ストレージ 256GB
画面 6.76インチ有機EL リフレッシュレート90Hz タッチサンプリングレート240Hz
インカメラ 1300万画素
背面カメラ 5000万画素メインカメラ + 2000万画素超広角Ultra Wide Cineカメラ + 1200万画素5倍望遠レンズ
電池 4400mAh
寸法 162.9 x 75.5 x 9.1 mm 212g
その他 66W有線急速充電、50W無線充電、3D顔認証、画面内指紋認証センサー、IP68防水防塵

Mate 40 Pro+

 Mate 40 Pro+は今回発表された4機種の内で最上位のスペックを持っています。ディスプレイの性能はMate 40 Proと同じですが、カメラ性能が他2モデルと比べて大きく向上しています。

 背面カメラは、4眼で5000万画素のメインカメラ、2000万画素の超広角「Ultra Wide Cine」カメラ、800万画素の望遠レンズと1200万画素の望遠レンズに加えて、深度センサーを搭載。光学ズーム倍率は17倍と、無印、Proと比べると一番高い数値になっています。

 超広角カメラには、スマートフォン市場世界で初めてのフリーフォームレンズが使用されています。これは超広角写真撮影時の画像の歪みを抑えるレンズです。歪みが抑えられることで、実物に近い写真を撮影可能。

 また、Mate 40 Pro/Pro+では、6.76インチの大型ディスプレイを搭載しているにもかかわらず、筐体の横幅が75.5mmで、先日発表されたiPhone 12 Pro Maxの横幅78.1mmに比べて狭くなっています。横幅の広さはデバイスの持ちやすさに大きく関係するため、幅が狭いことでデバイスの使用体験が良くなりそうです。

 Mate 40 Pro+はMate 40 Proと同じで66Wの急速充電と、50Wの無線充電に対応。その他スペックは以下の通りです。

OS EMUI 11, Android 10
SoC Kirin 9000
実行メモリ 12GB
内蔵ストレージ 256GB
画面 6.76インチ有機EL リフレッシュレート90Hz タッチサンプリングレート240Hz
インカメラ 1300万画素
背面カメラ 5000万画素メインカメラ + 2000万画素超広角Ultra Wide Cineカメラ(フリーフォームレンズ) + 800万画素10倍望遠レンズ + 1200万画素3倍望遠レンズ + 深度センサー
電池 4400mAh
寸法 162.9 x 75.5 x 8.1 mm 230g
その他 66W有線急速充電、50W無線充電、画面内指紋認証センサー、IP68防水防塵

Mate 40 RS

 今回発売された標準3モデルに加えて、ポルシェデザインとのコラボモデル「Mate 40 RS」を発表しています。

 Mate 40 RSの基本性能はMate 40 Pro/Pro+と同じで、6.76インチのディスプレイを搭載、IP68の防水防塵性能があります。実行メモリは12GB、内蔵ストレージは256/512GBの2種類。

 通常版のMate 40 Pro/Pro+で大きく変更されている部分は、背面カメラ部分であるといえます。背面カメラは4眼で、5000万画素の標準カメラ、2000万画素の超広角カメラ、1200万画素の3倍望遠レンズ、800万画素の10倍望遠レンズ、色温度センサーと熱感知センサーを搭載しています。熱感知センサーは-20度から100度までの温度を計測できます。

OS EMUI 11, Android 10
SoC Kirin 9000
実行メモリ 12GB
内蔵ストレージ 256/512GB
画面 6.76インチ有機EL リフレッシュレート90Hz タッチサンプリングレート240Hz
インカメラ 1200万画素
背面カメラ 5000万画素メインカメラ + 2000万画素超広角Ultra Wide Cineカメラ + 1200万画素3倍望遠レンズ + 800万画素10倍望遠レンズ + 深度センサー + 色温度センサー + 熱感知センサー
電池 4400mAh
寸法 162.9 x 75.5 x 10.1 mm 234g
その他 66W有線急速充電、50W無線充電、3D顔認証、画面内指紋認証センサー、IP68防水防塵

共通仕様

Kirin 9000

 すべてのモデルに搭載されているSoC「Kirin 9000」は5nmプロセスで、5Gに対応しています。

 また、Kirin 9000はSnapdragon 865+と比較して10%高速だとしています。

RYYBセンサー

 すべてのモデルに搭載されている5000万画素のカメラは、1/1.28型のRYYBというセンサーサイズです。センサーサイズが大きくなることで、より多くの光量を取り込むことができるため暗所でより良い写真撮影が可能になります。

 発表会では、サムスンの「Galaxy Note 20 Ultra」と「Mate 40 Pro」の作例が比較されています。この画像を見る限りですが、Mate 40 Proの作例のほうが色味が自然に見えます。

ステレオスピーカー

 Mate 40シリーズはステレオスピーカーを搭載し、低音の強さは前世代と比べて150%の性能となっています。

EMUI

 OSはEMUI 11を搭載。画面に触れずに操作できる「Smart Gesture Control」機能が用意されています。

 その他EMUI 11の機能として、Always on Display(常時表示)や、Eyes on Display機能も用意されています。

 筆者が発表を見てユニークだと思った周辺機器は、リングライトが付いた「Ring Light Case」です。リングライトケースは、名前の通りケースにリングライトが付いていて、写真の撮影の際に発光します。

カラー

 本体カラーのラインアップはMate 40、Mate 40 Proではブラック、ホワイト、ミスティックシルバーの3色に加えて、レザー仕上げのグリーン、イエロー。

 ミスティックシルバーは、本体を見る角度によって色が変わって見える他のスマートフォンにはあまりない、美しい虹色が印象的です。

 Mate 40 Pro+では、セラミックホワイトとセラミックブラックという2種類のみで、ミスティックシルバーはラインアップされていません。

 Mate 40 RSでは、セラミックホワイトとセラミックブラックの2色。

価格

 Mate 40シリーズの価格に関しては以下の通り。

  • Mate 40(メモリ8GB、ストレージ128GBモデル):€899
  • Mate 40 Pro(メモリ8GB、ストレージ256GB):€1199
  • Mate 40 Pro+(メモリ12GB、ストレージ256GB):€1399
  • Mate 40 RS(メモリ12GB、ストレージ512GB):€2295

 今回正式発表されたMate 40シリーズは、アメリカの制裁によってGoogleアプリを利用するために必要なGMS(Googleモバイルサービス)は搭載されていません。しかしながらカメラ性能は4モデルとも最高峰。ポルシェデザインとのコラボモデルに惹かれる方も多いのではないでしょうか。

海外スマホ個人輸入の定番 [AD]
etoren
ETOREN イートレン
使い方

Android端末のカタログ」についての他の記事

直販グレー「Galaxy Z Fold5/Flip5」本日発売!

2023-12-07 11:59:03會原

GalaxyGalaxy Z Flip5Galaxy Z Fold5

サムスン電子ジャパンは、SIMフリー版「Galaxy Z Flip5」「Galaxy Z Fold5」を本日発売しました。価格はGalaxy Z Flip5が17万9899円、Z Fold5が29万8200円。容量はGalaxy Z Flip5が512GB、Galaxy Z Fold5が1TBとなっており、キャリア版よりも大容量。色展開は限定グレーのみ。両機種ともにSnapdragon 8 Gen...

「OnePlus 12」正式発表。ハッセルブラッド、Snapdargon 8 Gen 3搭載、実行メモリ最大24GB

2023-12-06 23:55:33riku

HasselbladOnePlusOnePlus 11 5GOnePlus 12OPPO

OPPO傘下のOnePlusは、中国で開催された同社の10周年記念イベントにおいて、新たなフラッグシップスマートフォン「OnePlus 12」を正式発表しました。「OnePlus 12」は、背面の大きな円形カメラユニットが特徴。デザイン自体は、OnePlus 11 5Gとほぼ変わりませんが、本体カラーが一色増え、ブラック・エメラルドグリーン・ホワイトの3色展開となっています。特に、エメラルドグリー...

ファーウェイ、「MatePad Pro 11 2024」を発表!高性能ディスプレイ搭載、衛星通信対応の11型タブレット

2023-12-05 23:44:13スミーレ

HarmonyOSMatePad Pro 11 2024ファーウェイ

ファーウェイは11月28日(現地時間)、新型のタブレット端末「MatePad Pro 11 2024」を発表しました。ディスプレイは11型OLEDを採用。解像度2560×1600ピクセル、リフレッシュレート120Hzです。ディスプレイの占有率は92%。隅にパンチホール式のフロントカメラを搭載しています。表示される色の正確さについても意識されており、本製品ではクリエイター向けの高性能PCモニターに相...

Xiaomi 13T Pro、公開市場版は価格10万9800円。

2023-12-01 16:57:46會原

XiaomiXiaomi 13T Pro

Xiaomiは、Xiaomi 13T Proを発表しました。MNOとしてはソフトバンクが取り扱いますが、公開市場版をMVNOや家電量販店、各ECサイトでも発売します。MVNOとしてはイオンモバイル、IIJmio、mineoが取り扱います。直販ECサイトでの価格は10万9800円。SoCはDimensity D9200+、実行メモリは12GB、ストレージは256GB。120W急速充電に対応します。X...

ZTE「Libero 5G IV」、ワイモバイルから発売。12月1日予約受付開始

2023-11-30 11:34:42會原

Libero 5G IVY! mobileZTE

Xperiaみたいな命名?ソフトバンクは、ワイモバイルの「新商品」として、5G対応のZTEスマートフォン「Libero 5G IV(A302ZTE)」を2023年12月7日に発売すると発表しました。予約受付は12月1日から開始します。画面は6.6型フルHD+液晶。シンプルモードにより、スマートフォン初心者も簡単に操作できると謳います。SoCはDimensity 700、電池容量は4420mAh、重...

Xiaomi 13Tが12月8日国内発売!防水防塵FeliCa、Dimensity 8200-Ultra、67W急速充電

2023-11-29 10:00:52會原

auKDDIUQ MobileXiaomiXiaomi 13T

Xiaomi Japan(小米技術日本株式会社)は、「Xiaomi 13T」を12月8日(金)より販売すると発表しました。販路はau、UQ mobile。購入&応募で、もれなく現金8000円をキャッシュバックする「Xiaomi 13T発売記念キャンペーン」も実施します。67W急速充電、5000mAh電池、144Hz駆動の6.7型有機EL、Dimensity 8200-Ultraを搭載します。メイン...

「Xiaomi 13T Pro」の発売日が12月8日に決定!120W急速充電対応、Dimensity D9200+採用

2023-11-29 10:00:22會原

XiaomiXiaomi 13T Pro

Xiaomi Japanは、ハイエンドスマートフォン「Xiaomi 13T Pro」を12月8日(金)より発売すると発表しました。Dimensity D9200+採用、5000平方ミリメートルの大型ベイパーチャンバーにより効率的に冷却すると謳います。5000mAhの大容量バッテリー搭載しながらも、19分で100%の充電が可能な急速充電 120W Xiaomi ハイパーチャージに対応。専用急速充電器...

すまほん!!を購読しませんか?

Twitterでも最新更新を配信・通知しています

𝕏 フォローする 再度表示しない