
XiaomiサブブランドのPOCOは、新作スマートフォン「POCO F8 Pro」をグローバル発表しました。本機種は同時発表された「POCO F8 Ultra」の下位版にあたり、Bose監修スピーカーを搭載する音響面に力の入った一台。REDMI K90をベースにしているとみられ、スペックもほぼ同等です。
POCO F8 Proは、6.59型のAMOLEDディスプレイを採用。解像度は2510×1156ピクセルで、リフレッシュレートは最大120Hzに対応します。ピーク輝度は3500ニト。

SoCはSnapdragon 8 Eliteを搭載し、下位版ながらハイエンド級の性能を有します。一世代前のチップですがAntutuベンチマークスコアは約300万点と、日常使いから重量級ゲームまで十分こなせる性能です。メモリは12GBのみ、ストレージは256GBまたは512GB。
通信面では、ネットワークの安定化を図る独自チップ「Xiaomi Surge T1+」を備えます。同チップがない状態と比べて、Wi-FiとBluetoothは最大31%、セルラー通信は最大42%の性能向上を実現したとのこと。

またXiaomiオフライン通信にも対応。1km超の距離であればネットワーク環境がない場所でも通話ができるとしています。

カメラは、5000万画素広角メイン(F/1.88・1/1.55・OIS)、5000万画素望遠(F2.2・60mm)、800万画素超広角(F2.2)の三眼構成です。メインの撮像素子はLight Fusion 800と先代F7 Proから据え置きですが、先代では上位版のみだった望遠カメラを搭載するといった進化も。フロントカメラは2000万画素です。

バッテリー容量は6210mAhで、最大100Wの有線急速充電に対応します。22.5Wの有線リバース充電もサポートし、他デバイスの給電にも利用可能です。大容量ではあるものの、中国版「REDMI K90」が7100mAhだったためだいぶ削られたことに。

POCO F8 Proの魅力はオーディオ面。1115Fデュアルスピーカーを搭載し、老舗音響メーカー「Bose」のチューニングが施されています。上位版にあったサブウーファーこそ備えていませんが、比較的小柄な筐体ながら没入感のあるサウンドを体験できるのではないでしょうか。

カラーはブラック、チタニウムシルバー、ブルーの3色展開。カメラバンプ部に小さくも堂々と記載された「Sound by Bose」の文字が目を惹きます。

価格は579ドル(約9万円)からで、F7 Proが約7万円であったことを踏まえると、やや値上がりした形です。
- 12GB/256GB:579ドル(約9万94円)
- 12GB/512GB:629ドル(約9万7874円)
X(旧Twitter)では、POCO Japan公式が日本での展開を示唆するような投稿をしています。先代POCO F7 Ultra/Proも国内発表されていますので、今回も期待したいところです。
日本ではどうなるのか!!!
どうにかするか!!!続報を待て!!! https://t.co/3D4ZyTfdoT
— POCO Japan (@POCO_Japan) November 26, 2025
スペック表は以下。
| OS | Xiaomi HyperOS 3 |
|---|---|
| SoC | Snapdragon 8 Elite |
| メモリ | 12GB |
| 容量 | 256GB / 512GB(UFS 4.1) |
| 画面 | 6.59型 AMOLED(2510×1156、最大120Hz) |
| カメラ | 5000万画素広角(1/1.55・F1.88・OIS)+5000万画素望遠(F2.2)+800万画素超広角(F2.2) |
| インカメラ | 2000万画素 |
| 電池 | 6210mAh(100W急速充電、22.5W有線リバース充電) |
| 寸法 | 157.49 × 75.25 × 8.0mm, 199g |
| その他 | Bose監修ステレオスピーカー、IP68防水防塵、画面内超音波指紋認証 |



















