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Nubia Z30 Pro発表。ビッグデータ用いる「天体写真」撮影機能を中国科学院国家天文台と共同開発

 ZTE傘下のスマートフォンメーカーNubiaは5月20日、中国でNubia Z30 Proを発表しました。

 SoCにQualcomm Snapdragon 888を搭載したフラッグシップ・モデルで、メモリは8GB、12GB、16GBの三種類、ストレージは256GBと512GBの二種類が用意されています。また、メモリはUFS3.1、ストレージはLPDDR5にそれぞれ対応しており、高速の読み書きが可能となっています。

 ディスプレイは、6.67インチの有機ELで、解像度は1080×2400のフルHD+。エッジ型のディスプレイとなっており、リフレッシュレートは144Hz、10bitの色深度で10億7000万色を表現します。また、光のちらつきが起こらないDC調光技術を採用。インカメラはパンチホール式。

 アウトカメラは四眼構成で、6400万画素のメイン(広角)、6400万画素の超広角、6400万画素のポートレート、800万画素のペリスコープ望遠を搭載しています。5倍光学ズームおよび50倍ハイブリッドズームに対応しており、メインと望遠は光学式手振れ補正も搭載。このうち、6400万画素の3つのカメラは、同時に写真撮影または録画することが可能です。

 今回の発表会で強調されていたのが「NEOVISION 10」と名付けられた天体撮影システムです。これは中国科学院国家天文台とNubiaが共同開発した独自技術で、携帯電話の位置と向きの情報を正確に計算し、星のビッグデータと組み合わせて、美しい天体写真を生成するといいます。

 バッテリーは4200mAhで、120Wの有線急速充電に対応しており、わずか15分で満充電が可能です。その他、5層のグラファイトと液冷機構を備えた冷却システム、デュアルスピーカーを搭載します。

 カラーはブラック、シルバー、ブラックゴールドが用意されており、巨大なカメラモジュールが非常に印象的なデザインです。

 5月25日に中国で発売予定で、価格はメモリ8GB/ストレージ256GBモデルが4999元(約8万5000円)、12GB/256GBモデルが5399元(約9万1000円)、16GB/512GBモデルが5999元(約10万1000円)となっています。

 スペックは以下の通りです。

OS Android 11 (nubia UI 9.0)
SoC Snapdragon 888
メモリ 8/12/16GB, LPDDR5
ストレージ 256/512GB, UFS3.1
画面 6.67型 (1080×2040) AMOLED
144Hzリフレッシュレート、エッジディスプレイ
カメラ 6400万メイン + 6400万超広角 + 6400万ポートレート + 800万ペリスコープ望遠
インカメラ 画素数不明 (1600万画素?)、パンチホール式
電池 4200mAh, 120W急速充電
寸法 161.83 x 73.01 x 8.5 mm, 198g
通信 5G NSA:n41/78/79/1/3/28
5G SA:n1/n3/n41/n77/n78/n79/n28
4G FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28
4G TDD:B34/38/39/40/41
その他 画面内指紋・顔認証、デュアルスピーカー
本体色 ブラック、シルバー、ブラックゴールド

 Nubia Z30 Proは既にZTEから発売されているAxon 30 Ultraのリブランド・モデルで、デザインがよく似ており、スペックもほとんどの部分で共通です。

 主な違いは、Nubia独自の天体撮影システムを搭載したこと、バッテリー容量が減った代わりに120W急速充電に対応したこと、厚みが増し重くなったこと等です。画面内インカメラの搭載や、ペリスコープの強化等が噂されていましたが、Axon 30 Ultraと大きな変化がなかったので、少々インパクトに欠ける印象です。

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