Googleは5月19日に基調講演「Google I/O 2021」を開催、Samsungと提携してWearOSとTizen OSを統合することを発表しました。この統合プラットフォームを「Wear」と呼称します。
統合により電池持続時間大幅改善、アプリ読込時間30%短縮、アニメーション円滑化ができるといいます。スワイプによるタイル表示アニメーションやマルチタスク強化も。また、Wear OSでGoogle Pay利用可能な国が37ヶ国へと大幅に増加。
開発者はより簡単にアプリを作成可能に。さらに全てのデバイスメーカーは、カスタマイズされたUXを追加できるとも。これまでAndroid Wear端末は、メーカーがUI/UXをカスタマイズすることができませんでしたが、今後はメーカーが個性を出せることを意味します。
SamsungはTizen搭載スマートウォッチをWearに切り替えていきます。Wear採用製品は秋以降登場の見通し。
これまでSamsungのTizenウォッチは回転ベゼルによる気持ちのいい操作性が素晴らしかったですが、Wear OSに切り替えると回転ベゼルを捨てざるを得ないのではとユーザーから懸念されていました。今後は回転ベゼル搭載のWear採用Galaxy Watchも出てくるかもしれませんね。