調査会社Trend Forceは予測レポートの中で、期待はずれの販売実績に苦しむiPhone 12 miniについて「寿命に達した」と伝えました。
iPhone 12 miniの不振を受けて、AppleはiPhone 12s mini以外の3モデル(iPhone 12s、iPhone 12s Pro、iPhone 12s Pro Max)の販売促進に注力するとのこと。
今回の調査を伝えた海外メディアForbesは、iPhone 12 miniの製造終了と報じています。Appleは2020年に第2世代 iPhone SEを投入しており、これによって小型iPhoneへの需要が停滞したと記事はAppleに批判的な見方を示しています。
Trend Forceによると、2021年9月に登場するiPhone 12sシリーズは、センサーサイズ小型化でノッチが縮小。供給逼迫で一部主要部品の価格が向上したものの周辺機器の収益の伸びを考慮に入れて、価格は据え置きとなる可能性が高く、全体としてiPhone 12シリーズを踏襲するとのこと。
このほかTSMCの5nm+製造のA15プロセッサを搭載、オンセルタッチスクリーンのフレキシブルAMOLEDを搭載。12s全モデルでメインカメラを向上、センサーシフト手ぶれ補正技術を組み込んでいるとしています。
iPhone 12s Pro / Pro Max限定の仕様としては、120Hz駆動のリフレッシュレート、超広角カメラに6Pレンズを採用した上でオートフォーカス対応、LiDARスキャナー搭載などがあるとのこと。
噂通りであれば、今年9月登場のiPhone 12s miniを最後に、小型ハイエンドiPhoneはしばらく見納めかもしれません。個人的にはLiDARスキャナー搭載のiPhone miniが欲しかったのでちょっと残念です。