Xiaomiは同社の様々な製品に用いてきた「Mi」ブランドを段階的に「Xiaomi」へと変更していくとXDA-Developersが伝えました。同サイトにXiaomiの広報担当者が述べたのに続き、改めて公式声明も発表されました。
グローバルで展開されている「Mi」ブランドの製品群は2021年の第三四半期から「Xiaomi」へと順次名称が変更されていくとのこと。以前からXiaomiは中国国内で「小米(Xiaomi)」を製品名に冠しており、今回の変更により世界的な名称の一本化を図る動きがあるとみられます。
今回発表された声明では、今後「Xiaomi」ブランドは最先端の技術を集結し、プレミアムな体験を提供するブランド、Redmiはより手ごろな価格で若い世代にさらに訴求するブランドにするとの宣言も。
また、今後発表される製品の命名規則はこれに則るとしています。なお、日本のデザイナー、原研哉の手によって刷新された既存の「Mi」ロゴは親ブランドのロゴとして使用されるようです。
今回のような名称の一本化、グローバル化もあまり珍しいものではなく、自動車でいえば日本のみで用いられる名前であったトヨタ・ヴィッツが、WRC(世界ラリー選手権)での活躍などを理由に名称を世界で利用されているヤリスに変更されたことは記憶に新しいです。個人的にはそういったブランド名の国際基準への変更にあまり興味はないのですが、トヨタの例のように名称を統一することで宣伝効果を期待できると踏んだのでしょうか。
なお、Xiaomiは先述の2ブランドに加え、主にインドで猛威を振るう「POCO」ブランドも存在していますが、筆者としては明確に位置が指示された2ブランドとは別に、今後のPOCOの立ち位置が少々心配に感じてしまいました。ただ、名称の一本化が行われるついでに、今まで中国限定で販売されていた機種の後継がグローバルにも多く導入するようになったら個人的にはこの上ないですね。