中国OnePlusはハイエンドスマホ「OnePlus 9RT」を発表しました。OnePlus 9と比較してカメラの性能は抑えられている反面、ゲーム性能や価格は優れているようです。
OnePlus 9RTはSoCにSnapdragon 888を搭載し、メモリは8/12GBでストレージは128/256GB。ディスプレイは6.6インチ有機ELのフルHD+(2400×1080)。OnePlus 9RTはゲーム性能の高さをウリにしており、リフレッシュレート120Hzはもちろん、かなり速い部類に入る600Hzのタッチサンプリングレートを誇ります。
ディスプレイ以外では3層の放熱板やXperiaの「ゲームエンハンサー」のような「Game Space」がアピールされています。
また、原神と提携し、ゲームの端末への最適化が行われているとしており、Snapdragon 888を搭載する競合スマホと比較して高い安定性と利便性をアピールしています。画像は生放送でアピールされたポイントで、左上から順にそれぞれ「バッテリー残量10%時から何分プレイできるか」「プレイ中の最高背面温度」「室温50℃の環境下でのフレームレートの幅」「残量0%から充電しながら原神をプレイしたとき、1時間後のパーセンテージ」となっています。
4つ目の充電しながらプレイという項目に至っては端末のほぼ充電速度に依存しており、原神のプレイに関係がほとんど見えません。たいていこういった形で自社製品のスペックを誇示する際には、競合相手となる機種を明確に上げていることが多いものの、今回は機種を完全に伏せられており、本体コンセプトからゲーム性能があまり伸びないであろうZenfone 8やGalaxy Z Flip3などを引き合いに出されている可能性が否定できません。筆者としては、10月13日にインドで発表された「realme GT Neo2」はSnapdragon 870の搭載ながら放熱板を8層分搭載し、熱伝導率の高いダイヤモンド粒子を冷却に用いているため、むしろ性能が低くなってしまうのではないかと懸念しています。
カメラはOIS(光学式手振れ補正)に対応した5000万画素のIMX766に1600万画素の超広角、200万画素のマクロの三眼構成でインカメラは1600万画素。
バッテリーは4500mAhで65Wの急速充電に対応し、29分で満充電が可能としています。そのほかNFCに対応。
本体色はブラック、ホワイト、オーロラの三色で、これに加え原神とのコラボ版を11月以降に用意するようです。価格はメモリ8GB/ストレージ128GBのモデルが3299元、日本円で5万8000円で一部モデル除き10月19日に販売開始予定。
OnePlus 9RT | OnePlus 9 | |
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OS | ColorOS 12? | ColorOS 11 |
SoC | Snapdragon 888 | Snapdragon 888 |
メモリ | 8/12GB | 8/12GB |
容量 | 128/256GB | 128/256GB |
画面 | 6.62型AMOLED FHD+(2400×1080) 120Hz,タッチサンプリングレート600Hz |
6.55インチ、固定120HzAMOLED、FHD+ 120Hz,タッチサンプリングレート360Hz |
カメラ | 6400+1600超広角+200万画素モノクロ | 4800+5000超広角+200万画素モノクロ |
インカメラ | 1600万画素 | 1600万画素 |
電池 | 4500mAh,65W充電 | 4500mAh,65W充電 |
ワイヤレス充電 | – | 15W,中国インド版以外 |
寸法 | 162.2*74.6*8.29mm、195g | 160*73.9*8.1mm、183g(中国・インド版) 160*74.2*8.7mm、192g(欧州・北米版) |
本体色 | ブラック、ホワイト、オーロラ | ブルー、ブラック、薄紫 |
価格 | 3200元(5万8000円)~ | 3799元(6万4000円)~ |
その他 | NFC | NFC,ハッセルブラッド提携のカメラ |