Xiaomiは、Redmi Note 11/11 Pro/11 Pro+を発表しました。Redmi Note 11シリーズは一部を除いて11月1日から販売開始。
処理性能はそこまで高くないものの、最上位機種のRedmi Note 11 Pro+ではRedmiファミリーで初めて120W充電に対応しており、Redmiの得意とするコスパの高さが光っています。
Redmi Note 11
Redmi Note 11は2万1000円台からのエントリークラスに位置するスマホです。SoCは今年8月に発表されたDimensity 810で、Cortex-A76(2.4GHz)とA55(2.0GHz)のオクタコアで、Xiaomiが製品発表会で紹介した内容によればAnTuTuベンチマークスコア(V9)で39万点を叩き出しているようです。1~2万円台のOPPO A73が筆者計測で18万点であったのを考慮すると、これでも十分に性能が良いといえます。もちろん5G8Sub6)にも対応。
ディスプレイはシリーズ唯一のIPS液晶。解像度はフルHD+(2400×1080)でリフレッシュレートは90Hz。カメラは4~5眼あるように見えますが、実際は5000万画素メインと800万画素の超広角の二眼のみ。本体パーツの共通化で価格を抑えたのでしょうか。インカメラは1600万画素。
バッテリーは5000mAh、この価格帯ながら33Wの急速充電に対応します。イヤホンジャックや顔認証と側面指紋認証を備え重量は195g。本体色はモノトーンのブラック、水色と白、Xiaomi Civiライクなグラデーションの三色。
価格は先述の通り最も安い選択肢であるメモリ4GB/ストレージ128GBのモデルが1299元、日本円で2万1000円で、最高値の8GB/256GBモデルが1699元、日本円で3万円ほど。常軌を逸したとんでもないコスパです。
Redmi Note 11 Pro
Redmi Note 11 ProはSoCにワンクラス高いDimensity 920を搭載。Dimensity 920は2.5GHzのCortex-A78と2GHzのA55のオクタコアでDimensity 900と比較してパフォーマンスが9%向上しているとされています。
メモリは6/8GB、ストレージは128/256GB。Xiaomiは、Dimensity 920のAnTuTuベンチマークスコアを50万点と発表しており、数世代前のフラッグシップスマホとそん色ない性能を持っているものとみられます。
ディスプレイは6.67インチのSumsung製有機ELでフルHD+(2400×1080)となっており、リフレッシュレートは120Hz。フラットディスプレイなのが個人的にポイントが高いです。カメラは1億800万画素+800万画素超広角+200万画素マクロの三眼。インカメラは1600万画素とこちらは据え置き。
音響関連はかなり力を入れてアピールされており、左右上下対称なスピーカーやJBLのチューニングにより、「Redmi Noteシリーズ史上最高音質」であるとしています。
バッテリーはシリーズ最大の5160mAhで67Wの急速充電に対応。満充電にかかる時間こそ明らかにされていないものの、同等のバッテリーと充電速度を持つRedmi Note 10 Pro(中国版)などは40分程度で満充電ができるため、それに近いスペックになるとみられます。そのほかNFCやIRブラスターを備え、Wi-Fi 6に対応。重量は207gとやや重めですが、それでも67W充電に対応するスマホの中では薄いほうだとしています。
本体色はグリーンとブラックにパープル、それにRedmi Note 11と同様のグラデーションが施されたものの4色。価格はメモリ6GB、ストレージ128Gbのモデルが1599元、日本円で2万8000円となります。67W充電に対応したスマホでここまで価格が安いものはいまだかつて存在しなかったのではないでしょうか。
Redmi Note 11 Pro+
Redmi Note 11 Pro+は、そのほぼすべての仕様がRedmi Note 11 Proと共通であり、変更点はバッテリーまわりのみ。
そのバッテリーは4500mAhと少なくなっていますが、Redmiファミリーでは初めて120Wの充電に対応しており、15分で満充電に対応するようです。また、Redmagic 6s ProやiQOO 8 Proなど、2倍以上の価格で120W充電に対応したスマホよりも充電速度が早いと主張しています。
そのほかのスペックはそれこそバッテリーの小型化に伴い重量が3g軽くなった程度。本体色はパープル、ブラック、グリーンの三色のほかに、Redmiのお偉いさんである王一博のサインなどが施されたRedmi Note 11潮流限定版が用意されます。Xiaomiが今年初めに販売開始した「Mi 11」でもXiaomiのCEOである雷軍限定版が用意されていたため、Xiaomi、もしくはXiaomiファンはこういうのがお好きなのでしょうか。
価格はメモリ8GB/ストレージ128GBのモデルが1899元、日本円で3万3000円から、メモリ8GB/ストレージ256GBのモデルが2299元で4万800円ほど。日本にも投入されたXiaomi 11T Proが7万円台であることを考慮すれば、そのとんでもないコスパは健在といえるでしょう。Redmi Note 11潮流限定版は8/256GBのみで、価格は4万8000円から。
4GB | 6GB | 8GB | ||
無印 | 128GB | 1199元 | 1299元 | 1499元 |
256GB | 1699元 | |||
Pro | 128GB | 1599元 | 1899元 | |
256GB | 2099元 | |||
Pro+ | 128GB | 1899元 | 2099元 | |
256GB | 2299元 | |||
限定版 | 256GB | 2699元 |
スペック比較表
Xiaomi Redmi Note | |||
---|---|---|---|
11 | 11 Pro | 11 Pro+ | |
OS | Android 11,MIUI 12.5 | Android 11,MIUI 12.5 | Android 11,MIUI 12.5 |
SoC | MediaTek Dimensity 810 | MediaTek Dimensity 920 | MediaTek Dimensity 920 |
メモリ | 4/6/8GB | 6/8GB | 6/8GB |
ストレージ | 128/256GB | 128/256GB | 128/256GB |
画面 | 6.6インチ液晶FHD+(2400×1080),90Hz | 6.67インチ有機ELFHD+(2400×1080),120Hz | 6.67インチ有機ELFHD+(2400×1080),120Hz |
カメラ | 5000万画素+800万画素超広角 | 1億800万画素+800万画素超広角+200万画素マクロ | 1億800万画素+800万画素超広角+200万画素マクロ |
インカメラ | 1600万画素 | 1600万画素 | 1600万画素 |
電池 | 5000mAh,33W | 5160mAh,67W | 4500mAh,120W |
重量 | 195g | 207g | 204g |
本体色 | グラデーション、ブラック、ブルー | グラデーション、パープル、グリーン、ブラック | ブラック、パープル、グリーン、限定版 |
その他 | 3.5mm/側面・顔認証 | 3.5mm/NFC/Wi-Fi 6/側面・顔認証 | 3.5mm/NFC/Wi-Fi 6/側面・顔認証 |
価格 | 2.1万円~ | 2.8万円~ | 3.3万円~ |
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