KDDIは、渋谷区公認の配信プラットフォーム「バーチャル渋谷」にて、世界最大級のバーチャルフェス「バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス 2021 ~ FUN FOR GOOD ~」を開催すると発表しました。
イベント開催期間は2021年10月16日から10月31日まで。期間中にはバーチャル渋谷内スクランブル交差点特設ステージや地下ライブスタジオにて様々なイベントが開催、常設アトラクションも登場します。
渋谷区観光協会 金山淳吾代表理事によれば、渋谷のハロウィーンは2010年頃から始まったものの、2018年頃から集まった群衆が街に危害を加えるとの報道がなされ、地方として対策会議を設置、路上飲酒禁止の条例制定や警備配置といった対策を講じてきたといいます。昨年はコロナ禍で自粛機運でも深夜12時以降人が集まってきて逮捕者も出たとのこと。
今は社会が回復の兆しがあり、気の緩みも出てくると予想。商店街は経済活動自体は歓迎ではあるものの、ハロウィンに関しては街の許容量を超えてしまい、車道に収まらず店舗の備品破損やトラブル、犯罪行為も出てくることが予想されており、渋谷区観光協会としてはなるべく自宅でハロウィーンを楽しんで欲しいと考えているとのこと。
今年のバーチャル渋谷では昨年に増して充実したコンテンツを用意しており、渋谷の空気をバーチャルで楽しむことで渋谷の未来づくりに貢献してもらいたいと語ります。
内容についてKDDI株式会社事業創造本部ビジネスインキュベーション推進部 中馬和彦部長が解説。バーチャル渋谷でハロウィーンに参加することで三密回避、限定グッズ販売や投げ銭などの売上を渋谷区へ寄付などで渋谷に貢献できるといいます。
昨年はアバターは同じものでしたが仮装で個性をアピールできるよう、2021年は「AVATARIUM(アバタリウム)」によって、商業施設設置のプリクラ機のようなものに入ると簡単にアバター(分身)を作成する仕組みを用意します。
本日開催の発表会ではゲストとして登場したダチョウ倶楽部が、アバターで持ち前のギャグを披露しました。
スキャナーでのアバター作成にはAndroid / iOSアプリ、もしくはWEBからの予約が必要。アバターで「バーチャル渋谷」へ遊びに行くには「cluster」アプリとの連携が必要。
(2)スキャナー設置場所について
- au Style SHIBUYA MODI:2021年10月1日開始
- GINZA 456 Created by KDDI:2021年10月1日開始
- 渋谷フクラス:2021年10月12日~2021年10月29日(予定)
- 渋谷区役所:2021年10月14日~2021年10月29日(予定)
バーチャルならではの進化したミュージックライブ体験として、今年は映像だけではなく音も加わり、バーチャルでしかできない固有の演出も用意しており、ぜひ体験して欲しいとプッシュしました。このほか誘導員アルバイトを遠隔地からアバターで入ってもらうといった試みもあるとのこと。
渋谷区長谷部健区長は、あまり来ないでくれというメッセージは心苦しいが致し方ない、新しい価値や文化を発信するのが渋谷の原動力であり挑戦が必要、その背中を押すのが行政の努め。KDDIと協力しながら始めたバーチャルハロウィーンが最新技術でさらに面白い内容に拡充しており、体験することで渋谷という街を感じて欲しいと語りました。