AppleがiPad miniに120Hzのリフレッシュレートに対応するProMotionディスプレイを採用するかもしれない、とのリークが出てきたようです。MacRumorsが伝えました。
情報源の韓国語のフォーラムに投稿された内容によると、Samsung Displayから8.3インチでリフレッシュレート120Hzに対応するディスプレイのサンプルがアップルへと納品されたとのこと。
また、現時点ではこのディスプレイはiPad miniのPro版のような上位機種として登場する予定であると伝えているものの、iPad mini 6世代との性能差はそのディスプレイとA15のCPUクロックがわずかに高めである点にとどまるとのこと。当然価格も上昇しますが、最も安い構成のストレージが64GBではなく128GBへと上昇しており、妥当な価格帯になるとしています。
現行のiPad mini(第6世代)は、ゼリースクロールと呼ばれる画面左右での描画の更新タイミングのズレによる表示のゆがみが顕著に表れています。この現象はiPad Airなどほかのタブレットにも発生しているものの、左側にディスプレイの制御基板を備えるiPad miniとは異なり、iPad Airは本体上部に配置されている関係からゼリースクロールが目に見えにくいとされているようです。iPad Proはminiと同様、本体左部に制御基板を備えていますが、こちらは純粋にリフレッシュレートを上げることで表示のゆがみが感じにくくなっているとされています。
そういった点では今回リークされたiPad miniは描画更新のタイムラグが抑えられており、それによりゼリースクロール問題も単純にマシになることが明確ですし、そうでなくとも競合の表れる気配すらない120Hzのコンパクトタブレットという言葉に惹かれる人も多いはず。今後の情報が非常に気になります。