ロボット掃除機界の頂点。ECOVACS DEEBOT X1 TURBO レビュー すまほん!!

 いやいや……もうめちゃくちゃな(褒め言葉)ロボット掃除機がECOVACSから登場しました。DEEBOT X1 TURBOです。ご提供いただきましたので紹介します。記事執筆現在、もうめちゃくちゃ過ぎて早く本文に入りたいです。ヤバいぞこいつ。

横並びのロボット掃除機界隈に殴り込み

 ここ最近のロボット掃除機の進化といえばゴミ捨てがステーションに集約されるモデルや、水拭き機能がトレンドでした。最近も何件かレビュー依頼の連絡を頂きますが、正直どれも横並びの機能で面白さを感じなくなってきました。

 そんな中、思わず目を引く新機能が盛りだくさんで搭載されている製品を発見。びっくりして思わず普通に「気になります!」と返事をしてしまいました。以下気になった新機能を簡単に紹介します。

モップ自動洗浄+乾燥機能搭載

 従来のロボット掃除機では水拭きには対応していたものの、モップ部分の洗浄は手動。水を入れておくタンクもロボット掃除機側の本体をひっくり返して入れる必要がありました。

 新しいX1 TURBOではその水がステーション側に装着されました。しかもタンクが移動しただけではなく、モップの自動洗浄機能が搭載。もう汚れたモップを手でせっせと洗わなくていいんですね……!

 でも濡れたモップをそのまま放置していると雑菌や嫌な臭いの原因になります。本製品ではそれも考えられて対策されているようで、自動洗浄したモップは自動で乾燥までする機能が搭載されています。いやいや優秀すぎでしょ!

見守りカメラ搭載

 落下防止や障害物検知でカメラやLiDARを搭載しているロボット掃除機は増えましたが、それを見守りカメラに使えばいいんじゃないか!?と考えた人、優秀すぎます。

 一般的な見守りカメラでは部屋の一部しか見えませんが、ロボット掃除機なら移動して部屋中見渡すことができるので、1台置くだけで部屋中を見ることができます

 しかもおまけ機能ではなく、しっかりスマホで喋った声がロボット掃除機から再生されるという、普通の見守りカメラとしての水準をクリアしています。

スマートスピーカーも載せちゃった

 すまほん!!読者では持っていて当たり前のスマートスピーカーですが、まだまだ一般家庭では普及していないのが現状です。ましてや、メーカーによってはGoogleは対応しているけどAmazon Alexaは非対応だったり、と対応具合もバラバラ。統一規格Matterも市販されるまではまだ時間がかかりそうです。

 ならオリジナルのスマートスピーカーを載せちゃえ、と別のアシスタントに接続せずとも単体で使えます。しかも掃除の開始停止のみかと思ったら吸引力や水量も変更可能としっかり作り込まれています。

 気になった新機能3つを紹介しましたがすごくないですか!?他にも色々新機能が搭載されているらしいので、詳しくはこのあとのレビューで紹介していきます。

開封

 でかいのを覚悟していましたが、これはレビューしたロボット掃除機の中でも過去最大の大きさです。思わずデカっ!!と叫んでしまうくらい箱がでかいです。年始に買ったオーブンレンジの箱を凌駕する大きさ。

ロボット掃除機

 まずはロボット掃除機本体から開封していきます。はじめに出てきたのはブラシとモップと電源ケーブル。

 電源ケーブルは3ピンに見せかけた2ピンの平行です。ブラシは2つのみですがモップは4枚同梱(後述)されているようです。保証書や説明書は日本語にしっかり最適化されて提供されています。

 ブラシは簡単に着脱できるようマジックテープ式で装着されています。

 モップ部分を拡大。モップというよりは粗いタオルのような感じです。

 そしておまたせしました。本体の登場です。

 本体はアルミ調のデザインですが、実際にはプラスチックのようです。しかし高級感はかなりありますね。

 電源ボタンはまさかのタッチ式のセンサー。触れるだけで電源オンです。

 ひっくり返すと一般的なロボット掃除機と同じように見えます。

 先程同梱されていたツールを一式取り付けるとこのような感じです。ブラシでゴミを中心部に集めて、吸引したのちモップで水拭きする、といったフローです。

 吸引部のブラシは簡単に着脱ができ、お手入れも簡単です。

 ダストボックスには上部からアクセスします。上部の蓋はマグネット式で簡単に着脱可能です。

 ダストボックスは取っ手付きで手を汚さすに運べます。

 横から開けるタイプです。内容量は少ないので頻繁に捨てる必要がありそうです。

 ダストボックスのフィルターは簡単に外せて清掃可能です。が、こちらは交換可能な作りにはなっていないようです。蓋ごと交換するのでしょうか?

充電器兼タンク

 つづいて充電ステーション兼タンクを備えるこちらを紹介していきます。

 充電部分と目玉機能のブラシ自動洗浄部分の作りです。充電部分は水と触れないよう高い位置に設置されています。

 ブラシについた汚れをしっかりおとせるよう引っ掛かりが作られています。

 上部のタンク部分です。それぞれ取手が用意されているので、上に引き抜くだけで簡単に外せます。

 タンクも結構な大容量です。色も形状も違うように作られているのできれいなタンクと汚れたタンクを誤って入れ違う心配もありません。

 きれいな水を入れるタンクには吸水口が用意されています。

 排水時には大きく蓋を開けて一気に排水することができます。これならお手入れもしやすいですね。

 充電ステーションのセパレート部分にはなにやら表記があります。

 ここを引き抜くと……。

 モップの予備がでてきます。汚れた場合もすぐ新しいモップに取り替えることができます。

 横の部分には清掃用のブラシも入っているので、別途清掃ツールを用意する必要もなく、コンパクトに片付くので便利です。

 ところでみなさんなにか気づきませんか?本製品、やけにオシャレなんです。しかもロボット掃除機で多い白を基調としたデザインではなく、黒やグレーを基調にした高級感があり無駄のないデザイン。THE オタク・ハウスの筆者には合わないくらい、オシャレです。

 調べたところ、JACOB JENSEN(ヤコブ・イェンセン)という世界的に有名なデザイナー事務所が制作しているとのこと。デザインには疎いので名前を調べたところ、見たことある製品がちらほらありました。これならロボット掃除機を敬遠していた家でも違和感なく置けそうです。

初期設定

 初期設定はスマートフォンを用いて行います。掃除の開始はロボット掃除機の電源ボタン、またはステーションのボタンを押すと開始できますが、それ以外の細かい設定はすべてスマートフォンから行う必要があるそうです。

 ECOVACSアプリをインストールして追加をタップ。

 実はX1 TURBOには兄弟機としてX1 PLUSも存在します。こちらはモップの自動洗浄機能を省き、自動ゴミ収集機能を搭載したモデルです。TURBOにもゴミを排出する箇所があったのですが、どうやら筐体は共通の仕様のようです。

 指示に従い、Wi-Fi接続設定を行うと早速ファームウェアアップデートの通知が。購入後にアップデートするシステムも当然になってきましたね。

 追加が完了すると、この画面が表示されます。まだ日本語化が甘いようで、ところどころ「そういう意味か!」となる部分があります。例えばこのX1 TURBOの設定画面に入るには「スマート清掃に入る」をタップする必要があります。わかるか!

 一回目の清掃時には部屋のマッピングが行われます。この初回のマッピングが筆者の環境ではうまくいかず、原因をメーカーの方に質問したところどうやら以下の項目をしっかり守るとうまくいくようです。

モップが装着された状態でステーションの近くにカーペットがないこと

 メーカー様曰く「モップ装着時にはカーペットを濡らさないよう、フローリングまで逃げてからマッピングを開始する」とのこと。つまりX1 TURBOはすぐにカーペットと認識してカーペットから逃げようとしていたようで、賢さが垣間見えますね。

 筆者の場合、この間まで冬だったこともあり、部屋中カーペット化してしまっていたので、うまく動作しなかったようです。対処法としてはモップのないところにステーションを移動させる、がベストとのこと。メーカー様も親切に対応してくれるのは好印象ですね。

 そのため、初回のころは原因がわからず、全然清掃できてないまま「清掃が終わりました」と通知が来たのですが……。

 原因がわかったあとはしっかり掃除してくれるようになりました。ところどころおかしな線を描いているのはあえて障害物をおいているからです。部屋が汚いわけじゃないです。

 ECOVACSのマップ機能は非常に賢く、エリアマッピングが終わると自動で部屋わけしてくれます。筆者の場合、あまりに部屋が汚いのか3部屋あることになっていますが、1Kのアパートです。

 部屋ごとで異なる掃除の設定にすることもできます。例えばリビングはフローリングなので吸引力は標準で、カーペットのある部屋は吸引力を最大に、掃除の回数も2回に。汚れの多いキッチンはモップの水量を増やしたり……と部屋ごとに設定しておくことができます。

 また、ECOVACSには他にはないより先進的な機能があります。3Dマップ機能です。こちらは取得したマッピングデータをもとに、部屋の3Dマップを生成する機能です。自動で机やソファ、カーペット、ドアなどが生成されます。

 このマップは筆者が手を加えることなく、生成された3Dマップです。より細かく自分で家具を配置して設定することはもちろん、選んだ家具周りのみ清掃する、といったことも可能です。もうできること多すぎますね!?

使用感

 実際に掃除させてみた感想を述べていきます。

掃除機として

 掃除機としての性能を示す真空度の値は5000Pa。どんなもの?とわからないですよね?僕もわからないです。参考程度に以前紹介したECOVACSのN8+は2300Pa。つまり倍以上の数字に進化していることになります。

※吸引仕事率は真空度×風量×0.01666で計算するので一概に真空度で性能は比較できません。

 試しに設定できる最大レベルにしたところ、筆者が所有しているダイソンの掃除機と同等レベルのうるささが再現できました。なるほど、これはよく吸引してくれそうです。

 さて、早速自動清掃を開始していきます。カーペットには綺麗に清掃のあとが残っています。カーペットに上がった瞬間に吸引力も上がり、このあたりはもう手慣れたものですね。

 すごく申し訳ないのですが、筆者のような掃除ができない人間の部屋(ビニールやケーブルが散乱している状態)でもしっかり認識して避けます。数年前のロボット掃除機ではビニールだろうがケーブルだろうがお構いなしに吸い込み助けを求めてきたり、バンパーを家具にガンガンぶつけて回避するのが一般的でしたが、もうそんなのも過去の話。なんか子供の成長を見ているようで嬉しいような、悲しいような……(?)

 ゴミも自動でステーションに収集してくれると助かるのですが、今回はモップの自動洗浄のみ、ということで自分で捨てる必要があります。自動収集になれた人間としては、ちょっとつらいですね。

モップとして

 モップ機能をチェックしていきます。今回のX1 TURBOは従来の水拭きモップ搭載のロボット掃除機と異なり、回転式のモップを備えています。そのため、今まではただの雑巾がけだったのが、しっかりこする雑巾がけに進化しました。

 清掃開始時にはステーション内でモップが高速回転しているのが確認できます。また、本体背面から水を注入し、本体内部にも一定の水を蓄え、モップに供給する仕組みが存在するようです。

 水を蓄えて自動清掃を開始したあとのステーションです。ある一定のラインより上には水がいかないようになっており、ショートしない仕組みになっているようです。排水は奥の排水溝部分にながれていき、ポンプで組み上がる仕組みです。

 左が排水された水、右が新しい水です。しっかり汚れが落ちているのがわかります。洗浄が終わったら左側の水を捨てるだけ。楽ちんですね。

 と思ったのですが冷静に考えれば水が右から左に流れていくだけなので、右側に補充する必要があります。2個持っていかなきゃですね。

 モップ機能は従来の拭くだけより圧倒的に落ちるようになりました。とくにキッチン周りでの効果が段違いです。

従来モデルのモップ機能

 唯一気になるのは音問題です。清掃開始時にかならず水を補充する動作が入るのですが、動作音が気になります。深夜にやるのはNGかなあ……と思うほどのうるささ

音声アシスタント「YIKO」

 音声アシスタントの「YIKO」良い子かと思えば「イコ」らしいです。YIKOは果たして”良い子”なのか。

 コマンドはアプリ内で解説されていますが、アプリで行えることの設定が音声アシスタント「YIKO」で完結します。例えば掃除の開始停止はもちろん、マッピングの開始、特定の部屋の掃除、特定の家具の掃除などできることが本当に多いです。

 指示の出し方はGoogleに似ており、「オーケー イコ、掃除を開始して」のように指示出しします。これも必ず同じコマンドを言う必要はないようで、大体の指示を理解してくれるようです。

 ただ精度は低めで、「空気乾燥」を指示したにもかかわらず「清掃を開始します」と言われることもしばしば。精度はアップデートで改善することを期待してます。

カメラ

 カメラ機能は非常に面白いです。家に不在のときでもロボット掃除機を走らせれば家中をくまなくみることができます。巡回モードは自動で部屋を移動してくれるので操作することなく、部屋中を見回ることができます。停止すると、ロボットのようにコントロールすることもできます。また予め設定されているポイントに向かうモードもあるので、用途に応じて多種多様な使い方ができます。

 画質はまあまあですが、見れれば十分なので問題なし。

 掃除中にカメラを見るとどのへんを掃除しているんだなあ~~というのも把握できるので、今まで見たことがない画角が確認できて面白いです。

 録画や写真撮影機能もありますが、こちらは50MBが上限です。あくまで気になったときに見るようですね。

 ただ、注意点として暗視機能は備わっていないので、部屋中の電気を消した場合はわかりづらいです。

惜しいポイント

 使ってみて感じた惜しいポイントを挙げていきます。

デカい

 なんども言いますが、とにかくデカいです。筆者のような1Kアパート、ひとり暮らしにはオーバースペックです。アメリカのドラマに出てくるようなバカっ広い家や、モデルルームのようなものが少ないマンションでないと、大きすぎるが故に圧迫感を感じます。

悩ましいモップ機能

 ここ数年トレンドになっている水拭き機能ですが、どこのメーカーも「モップ装着時は~~ができない」と制約が多いことがあります。先に述べた通り、X1 TURBOではモップ装着時にはカーペットの掃除ができないようです。カーペット清掃を行う場合はモップを取り外す必要があり、それじゃあ結局外出時に掃除任せられないじゃん?と思ってしまいました。

 せめてカーペットを濡らしても構わん!モップでもカーペットに行け!と強行するモードがあればそれを使うのですが、まあ実装されることはないでしょう。それよりは自動でモップの着脱ができるようになると……。

 カーペット清掃か、モップ清掃かと言われると個人的にはカーペット清掃を重視したい派ですが、みなさんどうでしょうか?

ECOVASってどう?

 ロボット掃除機だとルンバを販売しているアイロボット社が一番有名なイメージがあります。しかしECOVACSも社歴は古く、設立から20年以上経過しているロボット掃除機では割と老舗の部類です。説明書の日本語やアプリの日本語なども翻訳されており、違和感を感じる翻訳が少ないです。しっかりローカライズに力を入れている印象を受けました。

 また最近では東京都心の駅でECOVACSの広告がディスプレイで表示されていたり、ヨドバシカメラでも取り扱いがされています。結構本気で日本市場を取りに来ているな~という印象です。

総評

 圧倒的高級感、高機能。自動ゴミ収集よりモップ機能を重視するならX1 TURBOで決まり。

 特にモップをした後が良いです。今までの拭いただけのモップより、しっかり”拭いた”感のあるモップを行ってくれます。クイックルワイパーを卒業してもいいかもしれません。

 機能は本当に優れているのですが、ここまで大きくなると流石に日本の住宅環境に合わないのでは……?と思ってしまいます。平屋の大きな家に住んでいる場合は活躍できるかと思いますが、都市部で見かける狭い3階建ての住宅では効果を発揮するのは難しいと思います。ひとり暮らしの1Kのアパートには不要と感じました。早くロボット掃除機が必要な家を買いたいです。

 今回、ECOVACS様よりなんと8千円OFFクーポンをご提供頂きました。クーポンコードは7AKX3667です。それだけではありません。今回、X1 TURBOを購入していただく際にPure One Mini S4のハンディークリーナーECOVACSオリジナル折りたたみ傘旅行用圧縮収納バッグをカートに入れるとこれらが無料でプレゼントするキャンペーンを実施するとのこと。以下ECOVACS様よりキャンペーンへの参加方法を共有致します。

参加方法: Amazonの商品ページに表示される各プレゼント品を全て「両方ともカートに入れる」と選択し、カートにあるロボット掃除機本体の数量を1にしてご購入ください。

 キャンペーンでもらえる商品は総額2万円。8千円OFFされた上、2万円分の商品がもらえるのは非常にお得なキャンペーンです。是非検討してみはいかがでしょうか。

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