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ベゼルレス化でキー改善!10型「GPD Win Max 2」公開

 超小型ノートPC「UMPC」にて存在感を表す中国GPDは、ゲームに特化した「WIN Max 2」の詳細な情報を発表しました。

 同社がWeChatに投稿した内容によると、まず、WIN Max 2には搭載されるCPUの違いでAMD版とIntel版が用意されるようです。

 Intel版は、モバイル向けCore iシリーズの中で非ゲーミング用としてトップクラスに高い性能を誇る「Core i7-1280P」を搭載。高性能なPコアを6基、電力効率に優れたEコアを8基、合わせて14コア20スレッドとなっています。最大クロックは4.8GHzで、TDPは最大68Wと、バッテリーや熱を考慮する必要があるUMPCにしては非常に豪快。グラフィックは内蔵のIntel Xe Graphics G7で、近年のゲームのほとんどが1080P、また60fpsで実行できるとしています。

 一方AMD版はRyzen 7 6800Uを搭載。最新のZen 3+世代で8コア16スレッド、最大4.7GHz。TDPは最大30W。Zen3+世代はGPUにテコ入れが入ったことが大きなポイントで、PS5/XBox Series X、またSteam Deckなどと同世代のRDNA 2アーキテクチャを用いているRadeon 680Mを搭載。パフォーマンスはノート用のエントリークラスなdGPUとして使われることが多かったGeforce MX450と同等レベルを実現しているとのことで、近年のゲームのほとんどが45~60fpsで動作するとアピールしています。

 どちらともUSB-C(Thunderbolt/USB 4)によって外付けGPUをサポート。さらに高いゲーム性能を実現できます。ジョイスティックや十字キーは未使用時にはカバーをつけて隠すことができます。

 さらに、本体奥側にはマッピング可能なL/Rトリガーが2つづつ配置されており、ゲーム時に活用できます。

 

 

 メモリは16GBと32GBが用意され、速度はIntel版がLPDDR5 5200MT/s、AMD版はLPDDR5-6400MT/sとなるようです。SSDは標準でPCIe 3.0の1TBと2TBから選択可能。

 ディスプレイはGPD Win Maxの8インチから10インチへと大型化し、さらに解像度もHD(1280×720)からWUXGA(1920×1200)へ、オプションでWQXGA(2560×1600)に変更可能と非常にスペックアップ。

 今見れば野暮ったい印象を受ける先代とは異なり、非常に洗練された見た目となっています。ベゼルの狭額縁化により、8インチから10インチへサイズアップしたにもかかわらず本体サイズはさほど変わりません。

ベゼル太めでUMPC寄りのやや妥協したキー配置だった GPD WIN Max

 画面は10点までのタッチ、スタイラスペンに対応します。ベゼルを小さくするため、カメラはヒンジ部に備えられています。

 ポートおよび拡張性はこのサイズにして非常に豊富で、右側面にUSB TypeAポートが2つ、左にはSD/microSDカードスロット、奥側にはUSB Type-A、HDMI、USB-Cポートがそれぞれ配置されるほか、イヤホンジャックとUSB4もしくはThunderbolt 4対応のUSB-Cポートも備えます。M.2 2230サイズのSSDを増設可能、さらに4G LTEモジュールをオプションで設定可能となっているようです。

 GPDはWIN Max 2の発表時期について何も伝えていません。GPDは日本でも代理店を通じ精力的に販売を行っているため、日本での発売もかなり期待できます。続報に期待したいところ。

情報元WeChat
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