Samsungは、スマートフォンの修理においてリサイクル部品の使用を拡大する、新たなリサイクルプログラムを検討中であると、韓国のBusinesskoreaが伝えました。
情報によると、Samsungが検討しているこのプログラムは、スマートフォンの修理プログラムにおいて生じた使用済みハードウェアの部品を修理に流用するもの。Businesskoreaは、このプログラムが実現されれば、例えばディスプレイの修理費用が20万ウォン(約2万円)から10万ウォン(約1万円)の半額にまでなる可能性があるとしています。
このプログラムでは、リサイクル部品の品質や性能管理を徹底することにより、リサイクル部品であっても新品とほぼ変わらない水準での修理が可能とのこと。
Samsungは、2021年に「Galaxy Project for the Earth(地球のためのGalaxyプロジェクト)」を発足して以降、リサイクル素材の利用を拡大。同社最新のフラッグシップスマートフォン「Galaxy S22 Ultra」においても、本体の一部に海洋プラスチックや廃棄漁網が再利用されるなど、Galaxyブランドとして積極的な地球保全活動に取り組んでいます。
このリサイクルプログラムがもし実現すれば、環境保全はもちろんのこと、本体修理の際にかかった高い修理費がほぼ半分ほどに抑えられるようになり、端末をさらに長く使うことができるようになります。
今後も、古いGalaxy端末をスマートホームデバイスとして再利用できる「Galaxy Upcycling」などの活動が本格始動するとみられ、競合他社もこの動きに続いてさらに環境保全の取り組みに力を入れることが望まれます。