vivoは、4月11日に行われていた新製品発表会において、7インチディスプレイを搭載する超大型スマホの「vivo X Note」を発表しました。
21:10の7インチ大画面を搭載、筐体寸法は幅80.31mm、高さ168.78mmとなっています。iPhone 13 Pro Maxよりもさらに巨大なファブレット端末となっています。
なお、vivoは同時に同社初の折り畳みスマホである「vivo X Fold」やこれまた同社初のタブレット「vivo Pad」も発表しています。
パフォーマンス
vivo X NoteはSnapdragon 8 Gen1を搭載、メモリは8/12GB、ストレージは256/512GBと、フラッグシップスマホを名乗るのにふさわしいスペックとなっています。
7000㎟超のグラファイトシートと3000㎟のVC冷却板を備えているとのことで、Snapdragon 8 Gen1の発する熱をどれだけ上手に捌けるのかというのも期待したいところ。
また、vivoの独自画像処理チップの「V1」を搭載していることやvivo X Foldでは特に言及されていなかったMEMC(フレーム補完)機能などを搭載することが明らかになっています。
ディスプレイ
ディスプレイは先に述べたように7インチ。Samsung製のQHD+(3080×1440)有機ELディスプレイを搭載し、120Hzの可変リフレッシュレートに対応します。
ただ、vivo X Noteが往年のフォルダブルスマホの代替になりうるかと言われればそうではなく、アスペクト比は21:10とかなり縦長。また大画面ディスプレイと握りやすさの両立のためか、側面がわずかに湾曲しているエッジディスプレイを採用しています。
デザイン
vivo X Noteのデザインは同日に発表された「vivo X Fold」とかなり似ていますが、そう印象付けさせるのは間違いなく独特なカメラ周り。いずれもかなり大きい円形のカメラバンプがvivo X70 Pro+を彷彿とさせるスペースの上に配置されています。
本体の厚みは8.37mm。そこまで薄いというわけではありませんが、手に持った際のバランスを安定させるために重心を調整しているようです。
本体色はブルーとグレー、ブラックの三色。
ややレザー調に仕上がっており、本体には縫い目を模したようなデザインなどが刻まれています。
カメラ
カメラは5000万画素メイン+4800万画素超広角+1200万画素ポートレート+800万画素5倍ペリスコープという構成ですが、vivo X Foldと同じように見えてメインカメラがGN1/GN5と微妙に異なり、vivo X Noteの方が世代が古いGN1を採用しています。背面カメラのうちメインとペリスコープがOISに対応。
継続してカールツァイスとの提携も行われており、vivoの得意とするカメラ周りがどれほどの効果を発揮しているか見ものです。インカメラは1600万画素で、上部中央に位置しています。
その他
バッテリーは5000mAh、80Wの高速充電と50Wのワイヤレス充電に対応し、32分で満充電が可能であると謳っています。また、Androidではほとんど見かけないサイレントスイッチを本体左側面に搭載。
指紋認証にはAQUOS R6が採用している「3D Sonic Max」を採用。常識を覆す巨大認識エリアを備え、一般的なスマホでは15回ほどの試行が必要な指紋登録を一発で済ませることが可能。
スペック表
※カッコ内はグレーとブルーの寸法
OS | Android 12 |
---|---|
SoC | Snapdragon 8 Gen1 |
メモリ | 8/12GB |
容量 | 256/512GB |
画面 | 7インチ 2K有機EL(3080×1440) 120Hz |
カメラ | 5000万+4800万超広角+1200万ポートレート+800万画素5倍ペリスコープ |
インカメラ | 1600万画素 |
電池 | 5000mAh, 66W有線, 50Wワイヤレス |
寸法 | 168.78×80.31×8.37(8.75)mm, 221(216)g |
その他 | 3D Sonic Maxによる指紋認証 |
価格
価格はメモリ8GB/ストレージ256GBの最廉価グレードが5999元、日本円にしておよそ11万8000円。以降メモリ/ストレージが12/256GBのモデルが6499元、12/512GBが6999元と続きます。決して安くはありませんが、かなり魅力的な製品です。
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