Xiaomi 12X レビュー。好感触、コスパ幅狭ハイエンドの変化球 すまほん!!

 このサイズ感、良い!

 シャオミの国際PR代理店よりXiaomi 12Xをご提供いただいたのでレビューします。

 一体どういう機種なのか?これは上位のXiaomi 12と同じく高品位な仕様ながら、SoCを変更し無線充電を削除、4gほどの軽量化を達成しつつ安価にしたという面白いモデルです。スピーカーも上下部ステレオ配置で音質には満足感は高いです。

 背面はすりガラス調で非常に高級感があります。

 カメラは昨年までのモデルと比べるとデザイン言語が刷新されソリッドスクエアに。個人的には最新モデルのほうが断然カッコいいと思います。

左上Mi 11 雷軍署名版, 右Mi 11 Lite

 ディスプレイ一つとっても最上級仕様。12bit色深度やDisplay Mate A+の忠実な色再現性を備えた6.28型120Hz駆動OLEDを搭載します。解像度はFHD+ 2400×1080。

 そう、縦長でちょっと小さめの画面なのです。幅69.9mmでちょっと幅狭です。ちなみに片手操作しやすいといわれているZenfone 8は幅68.5mm、Galaxy S22は70.6mmです。ハイエンドでもデカい究極のモデルだけではなく、幅狭のモデルをしっかり用意する最新トレンドをキャッチアップしていると言えるでしょう。

 Mi 11 雷軍版と比べるとこんな感じ。

Mi 11 雷軍版 幅74.6mm

 Galaxy S22 Ultraと並べると明白ですね。iPhone 13 Proも大きく見えます。

Galaxy S22 Ultra 幅77.9mm, iPhone 13 Pro 幅71.5mm

 高さはBlackBerry Key2と同程度の152.7mmで、薄さ8.2mmでポケットへの収まりも良い。薄くて幅狭なのでこれがなかなか持ちやすいです。重量も176gと軽めです。高級感もあるし申し分ありません。ああ、こういうのでいいんだよ、こういうので!

 ただ唯一の誤算が背面のツルツルスベスベのすりガラス。あまりないかもしれませんが垂直に近い角度で片手保持して片手操作しようとすると、滑り落ちそうな感じがするかもしれません。

小指で支えれば滑り落ちることはない

 上位モデルのXiaomi 12 Proもありますが、6.73型で幅76.4mm、205gと大きく重いです。それでも最上級モデルなら構いませんが「今後Xiaomi 12 Ultraも出るかも……」という可能性まで考慮すると、はっきり言って幅狭ハイエンドのXiaomi 12と12Xの方が片手操作もしやすく魅力的だと思います。

 SoCにはSnapdragon 870を搭載します。性能的にはSnapdragon 865 Plus以上、Google Tensor程度でしょうか。Xiaomi 12はAnTuTuスコア90万点台後半です。

  • AnTuTu v9.3.4:68万4571点
  • Geekbench 5.4.4 シングルスコア:947点
  • Geekbench 5.4.4 マルチスコア:3040点
  • 3DMark for Android Wild Life (Vulkun):4308点、平均25.8fps
  • 3DMark for Android Sling Shot Extreme (OpenGL ES 3.1):Maxed out
  • 3DMark for Android Sling Shot Extreme Unlimited (OpenGL ES 3.1):8135点
  • PCMark:9796点

 Snapdragon 8 Gen 1搭載のXiaomi 12/ProはAnTuTuベンチマークで100万点近くを記録しているため、ゲームなどより高い処理性能を求める用途では、12/Proを選択すべきです。

 しかしそれ以外の用途で動作面の差がつくことはほとんどないでしょう。Xiaomi 12Xで様々なアプリを使っていてもたつく、重たいといったことはほぼありません。120Hzリフレッシュレートの滑らかで快適な操作感を堪能できることでしょう。

 ただ筆者が唯一気になったのがChromeで重たいページを120Hzでスクロールした時、若干のカクつきを感じること。Twitter埋め込みやプラグインの多いレビュー記事等です。

非常に重たい場面で若干の遅延を感じるが他では120Hzを堪能できる

 MIUI13は通知バーを左上から引っ張ると通知、右上から引っ張るとトグルスイッチがあらわれます。合理的ではありますが、慣れない人もいると思うので、この場合は設定から戻すことも可能。

 カメラ構成は以下の通り。

  • 広角5000万画素 f/1.88 1/1.56型 Sony IMX766 PDAF, OIS
  • 超広角1300万画素 123° f/2.4
  • 500万画素テレマクロ f/2.4

 カメラはバランスよく撮影できます。普段使いでAFも高速。ご飯もかなり美味しそうに撮れます。

 以下、左がGalaxy Z Fold3、右がXiaomi 12X。

 Xiaomi 12Xの望遠はデジタルズームなので明らかに不利です。

 こちらは超広角。

 使い勝手がよく、個人的にはXiaomiらしいカラーフィルター。色を制限していい味を出している「ブラックアイス(白黒と青)」や「ブラックゴールド」、SIGMA fpのティールアンドオレンジを彷彿させる「ライム」を気に入りました。「映画」は意外と暗めの場面で真価を発揮します。

 動画にも適応可能なので非常に楽しいです。たとえばこれもフィルター適用して撮影していますが雰囲気が出ます。

 夜景は概ね最新ハイエンドらしい画作り。

 都市夜景では良い感じに見えますが、さらに光量の少ない低照度寄りではボロが出ます。細部がやや荒めで、たとえば下の写真は屋根のディテールなどもうあと一歩と言った印象。超広角とズームは全然駄目。

 海外で発売したばかりのファームのためか低照度に問題がありますが、特にXiaomiは発売前や発売直後のカメラファームがダメダメで、発売後の追い込みで急激に持ち直す印象。Xiaomi Mi Note 10の夜景も当初劣悪でしたがすぐに直ってたほか、異常に保存時間のかかる1億画素カメラも少し改善してましたので、今後のアップデートを期待して待ちます。

 下位モデルでは削られがちな多彩なカメラ機能に対応。

 特に長秒露光は楽しいです。三脚必須の撮影を計算写真で実現してしまいます。

ゴーストを考慮したり電光掲示板等を避けたりする必要はあり

 おサイフケータイや技適には非対応。IP規格の防水防塵は取得していません。知らずにシャワーを浴びながら使いました今のところ問題ないので、コストの問題か規格未取得ながらも防水性は考慮した設計となっている可能性はありそうですが、普通の人は防水非対応と認識しましょう。

パッキンから防水はおそらく考慮はされているものとみられる。実際に防水対応しながら対応を謳わないことで、認証コストを削れる上に、修理コストも削れる

 画面内指紋認証は下寄り配置。解錠精度速度は今のところ良好です。

 電池容量は4500mAh。Snapdragon 888の電池持ちのイマイチさを思い出すと、870を選択したXiaomi 12Xはけっこう電池持ちが良いです。120Hzでの運用ですが普通に終日持ちます。急速充電も67Wで高速。

 無線充電非対応は個人的には残念。プラス1万円ほどで無線充電と8Gen1の処理性能が手に入るとすると、個人的にはXiaomi 12を買いますが、無線充電と8Gen1は要らないという人には、構成ほとんどそのままで4g軽くて安いXiaomi 12Xは最高の選択肢と言えるでしょう。

 Xiaomi 12の価格は749ドルで結構コスパの良い幅狭ハイエンドと言えますが、為替相場が円安に振れており約9万1800円なのがやや辛いところ。

 これに対してXiaomi 12Xは国際発表時の価格は649ドルから。AliExpressでの価格はさらに安く7万円前後となっています。

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