楽天モバイルは本日7月1日、新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VII(ラクテンアンリミットセブン)」を開始します。従来プラン(UN-LIMIT VI)契約者は新プランへと自動移行となります。
段階制でワンプランの基本は維持したまま、「1GB以下0円」を廃止。楽天経済圏の特典を強化します。
とはいえ「1GB以下0円」というのは多くのユーザーに支持されていた点。移行期間こそ設けられているものの、4ヶ月後には完全廃止となります。
ちなみにユーザー動向調査に強いMMD研究所は、楽天モバイルユーザーに調査。0円廃止を受けて解約または他社に乗り換えるユーザーは、メイン利用の場合は34.5%、サブ利用の場合は65.3%となっており、非常に高い割合で楽天モバイルの契約を辞める意向との結果が出ています。
■ 0円廃止発表後のRakuten UN-LIMITの継続・他社乗り換え・解約意向の割合、
メイン利用の継続は65.4%、他社乗り換えは29.0%、解約は5.7%
サブ利用の継続は34.6%、他社乗り換えは32.7%、解約は32.6%■ Rakuten UN-LIMITの他社乗り換え移行先のサービス、
メイン利用は「povo」が36.8%、次いで「UQ mobile」が9.1%
サブ利用は「povo」が44.0%、次いで「LINEMO(3GB)」が11.2%
楽天モバイルによれば既に一定の解約が一時期あった事実について認める一方、よりデータ通信や楽天経済圏のサービスを使う顧客を確保できているとの見解を示しました。事実、発表前と発表後に契約したユーザーの傾向を見ると、20GB以上利用するユーザーやメイン回線として利用するユーザーが増加しているとのこと。これによりモバイル事業の収益性改善に期待をのぞかせました。
楽天モバイルは値下げと設備投資の前倒しにより巨額の赤字を計上しており、この解消が急務となっています。契約者数よりも顧客単価に注目してもらいということでしょう。
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