LenovoのゲーミングブランドであるLegionは、シンプルでオシャレな外観ながら高い性能を持つゲーミングスマホ「Legion Y70」を中国にて発表しました。スペック的には今年3月に発表された「Legion Y90」の下位に位置しますが、そこまで価格は変わりません。
Legion Y70はSnapdragon 8+ Gen1を搭載。本体の厚みは7.99mmとゲーミングスマホとしては薄めながら、10層の冷却板と合計3万6938㎜の放熱面積を備え、中国の大人気MOBAゲームである王者栄耀が平均119.8fpsで動作したことをアピールしています。
メモリとストレージにはそれぞれ高速なLPDDR5とUFS3.1を搭載し、アプリの起動時間が100%向上しているとのこと。容量の選択肢は8/128GBと12/256GB、16/512GBの3種類のみ。
ディスプレイは6.67インチ有機ELで、最大1500Hzのタッチサンプリングレートに対応します。リフレッシュレートは最大144Hzで、48Hzから60Hz、120Hzと144Hzの4段階で自動的にリフレッシュレートを調整することも可能です。
一方、インカメラはパンチホール式として画面上部に備わっています。ゲームの邪魔にならないように、Legion Y90ではXperiaシリーズと同じくベゼルに収められ、Legion Y90の先代にあたるLegion Phone Duel 2では、横持ち時に上にくるように画面側面からポップアップするようになっていましたが、コスト削減のためなのでしょうか。
カメラは3眼、5000万画素のメインと1300万画素の超広角、200万画素の深度センサーという構成。ゲーミングスマホとしては珍しくメインカメラがOISに対応。シンプルな外観も相まって、日常使いにも十分使える性能。
バッテリーは5000mAhで、68Wの急速充電に対応。34分で80%まで充電可能であることを謳うほか、1200回の充電サイクル後でも80%のバッテリー寿命をアピールします。
OSはAndroid 12をベースとしたZUI 14。ゲーム用の設定コンソールなどを備え、快適なゲーム体験を提供します。一方、Legion Y90には6か所に仮想ボタンが搭載され、画面タップなどに割り当てることができましたが、Legion Y70には記載なし。もはやゲーミングスマホというより、Lenovoの出した安価なハイエンド端末という立ち位置であるといえます。
本体色は白と黒に模様の入った赤の3色。価格は2970元で、日本円にして5万9000円。Snapdragon 8+ Gen1搭載機としてはかなり安めな値付けです。
アクセサリーも用意。ASUSのROG Phoneシリーズなどに比べれば品ぞろえは劣りますが、専用ケースや外付けクーラーなどを用意しています。
OS | ZUI 14(Android 12) |
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SoC | Snapdragon 8+ Gen1 |
メモリ | 8/12/16GB |
容量 | 128/256/512GB |
画面 | 6.67型 FHD+(2400*1080) 有機EL 144Hzリフレッシュレート 1500Hzタッチサンプリングレート |
カメラ | 5000万画素広角 OIS対応 1300万画素超広角 200万画素深度 |
インカメラ | 1600万画素 |
電池 | 5100mAh 68W |
寸法 | 163.6 x 77 x 8 mm,209g |
その他 | 側面指紋認証 Wi-Fi 6 NFC |
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