OWNDAYS × HUAWEI Eyewear レビュー。生活が変わるオーディオグラス! すまほん!!

 眼鏡とイヤホンが合体したようなガジェット、オーディオグラス。6月3日に発売された、眼鏡販売チェーンOWNDAYS(オンデーズ)とHuaweiのコラボ商品「聴こえるメガネ」こと「OWNDAYS × HUAWEI Eyewear」を購入しました。約2ヶ月常用しているのでレビューします。

購入までの経緯

 イヤホンが苦手でヘッドホンを使っていましたが、やはり大きくて持ち運びにくく出し入れが面倒というデメリットがありました。元々眼鏡を着用していることもあり、オーディオグラスを買えば手間がかからないのではないかと考えました。

 同時期に発売されたAnker Soundcore FramesとHUAWEI Eyewearのどちらにするか迷い実際にどちらも店頭で試しましたが、Soundcore等ほとんどのオーディオグラスは安くても度付きレンズにするには自分で眼鏡店に持ち込みレンズ交換してもらう手間と費用がかかり(しかも自己責任)、マルチ接続に非対応なことからHuaweiを選びました。HUAWEI Eyewearには現在3種類があります。

  • GENTLE MONSTER × HUAWEI Eyewear
  • HUAWEI Eyewear
  • OWNDAYS × HUAWEI Eyewear

 下2つが発売されたばかりのもの。そしてOWNDAYSコラボのものは眼鏡店での販売ということもあり、無料で度付きレンズにすることができます。価格は通常のHUAWEI Eyewearと同じ。よって度付きレンズにするならお得なOWNDAYSコラボを選択しました。

外観は普通の眼鏡

 外観を見ていきます。従来のオーディオグラスはフレームがめちゃくちゃ太く違和感がありましたが、本製品はここまで細くなりました。

 確かに全体的に大きめで、通常の眼鏡ケースには入らない場合があります。しかし、着けてみると意外と自然で普通の眼鏡にしか見えません。知人にも家族にも眼鏡が変わったことは気づかれませんでしたし、そのことを伝えてもフレームの太さを指摘されることはありませんでした。

 プラスチックで高級感はありませんが、そのおかげで実測43gという軽量を実現。通常の眼鏡よりは重いものの、着けていても重さは全く気になりません。

 よくみるとフレームの下部や上部にスピーカーやマイクが複数備わっています。フレームの内側には「HUAWEI」と「OWANDAYS」のロゴが。また、前面左右端には銀色に光るワンポイント。

 フレームとレンズ部分は取り外すことができます。フレームは通常のHUAWEI Eyewearとほぼ同じようです。レンズを洗うときはフレーム部分にあまり水がかからないようにすれば取り外さなくても大丈夫です。なおIPX4の耐水に対応しており、少しくらいの雨なら気にせず使えます。

 鼻あて部分は調整可能な鼻パッドになっています。鼻パッドは汚れやすく壊れやすいイメージしかないので固定されている方がよかったですが、今のところは全く問題ありません。

鼻パッドカバーを付けています

 今回はSQUAREタイプを選択しました。レンズは大きめ。さらに大きいWELLINGTONタイプもあります。OWNDAYSコラボではないHUAWEI Eyewearはもう少しレンスが小さめなので、普通の眼鏡により近い方がよければそっちの方が良いかも知れません。筆者も最初は大きすぎると思っていましたが慣れればなんとも思わず、むしろ大きめの方が目元が他人によく見えるので良かったと思っています。

通常のHUAWEI Eyewear 画像:Huawei

 ケースはOWNDAYSロゴ入りですが、オリジナルではなくHuawei製のようです。通常のHUAWEI EyewearにはHuaweiロゴ入りの同じものが付属します。完全に閉めることはできず保護性能にはやや不安があります。

 筆者は購入しませんでしたが、マグネットでくっつき簡単にサングラスにできる専用SNAP LENS(税込1650円)も用意されています。

画像:OWNDAYS

使用感

 実際に聴いてみると、体験したことのない不思議な感覚で音楽に包まれます。360度立体音響のようにあらゆる方向から音が聞こえてくるため、初めはスピーカーから流れているのではないかと不安になることもあります。

 試す前はスピーカーが耳元にあるだけで本当に聞こえるのか、周囲の音にかき消されるのではないかと心配でしたが、全くそんなことはなくしっかり聞き取れます。意外と音量は大きめ。静かな環境では本格的に音楽を楽しむことが可能です。さすがに交通量の多い道路ではうっすらとしか聞こえませんが、あまり騒がしくない道や店内なら問題ありません。

 今度は「他人に聞こえるのではないか?」と心配になりますが、逆音波や構造などHuawei独自技術によりかなり音漏れは抑えられています。

 実際、友人の近くで使用したり友人に使用してもらったりして確かめましたが、かなり至近距離でなければ聞こえません。

 もちろん音量を上げれば音漏れしますが、その場合は本人にとっても音量が大きすぎるレベル。ある程度の距離で隣に座っている人がいても音漏れは気にしなくて良いと思います。店内や道を歩いている時なら全く心配いりません。

画像:Huawei

 音質は想像以上に良く、低音も出ていて迫力があります。解像感はイヤホンやヘッドホンと比べればもちろん劣りますが、音楽を十分楽しめるほどクリアです。

 ノイズキャンセリング付きマイクも搭載されているため通話やウェブ会議も可能です。実際かなりの頻度でZoomやLINEで使用しており、相手の声をはっきりと聞き取れます。マイク音質は少し篭っているようには感じますが、通話に支障が出ることはありません。

 遅延は動画視聴では問題ありませんがゲームでは気になります。音ゲーには向いていないと思いますが、FPSゲームでは銃声の方向が分かりやすくかなり臨場感があります。筆者はガチ勢ではなく、ゲームする時にわざわざヘッドホンを用意するのは面倒なこともありそのまま使っています。

便利機能

 物理的な電源ボタンは存在せず、装着検知機能搭載でペアリング後は装着すると自動でデバイスに接続されます。眼鏡を外すと自動で再生が止まり、再度着けると自動で再開されます。外している間は自動的にスピーカー出力になるので非常に便利。しばらく着けないでいるとスリープになり、再度装着すればすぐ認識します。

 フレーム外側部分はタッチセンサーになっており、イヤホンのように簡単に操作ができます。HUAWEI AI Lifeアプリからカスタマイズでき、左右で別の機能を割り当てられます。反応精度は良いですが、髪が長くフレームにかぶっていると難しいかもしれません。

  • ダブルタップ:再生/一時停止、音声アシスタントを起動
  • スワイプ:音量調節、曲送り/曲戻し
  • 着信時はダブルタップで応答/終了、長押しで拒否

 そしてマルチポイント接続に対応!デュアル接続(2台同時接続)でき、たとえばタブレットで動画を見ていてスマホに通話がかかってきた時にわざわざ接続し直す必要がありません。自動で切り替わります。3台以上でも一度ペアリングすればデバイス側のBluetooth設定から操作するだけで接続できます。また、AndroidとHarmony OS用のHUAWEI AI Lifeアプリの接続センターから接続するデバイスを切り替えることもできます。

 マルチポイント接続に対応したオーディオグラスは筆者が調べた限りHUAWEI Eyewearの他にはなさそう。いつでもすぐに使いたい機器だからこそ絶対に必要だと思います。

QOL爆上げ

 眼鏡なので、オーディオ機器としては当然これ以上ない快適な装着感です。長時間使用していても疲れることはありません。

 イヤホンやヘッドホンと違って第三者から見ても「機器を着けている感」がなく、ウェブ会議も自然に臨むことができます。イヤホンをつけるのは面倒で見た目も微妙、かといってスピーカーはハウリングしそう…と思っていたので本当に助かっています。さらに外を歩いたりレジで会計したりする際も、イヤホンをつけていると相手に「この人聞こえているのかな…」と不安・不快にさせてしまうのではないかと勝手に思ってしまうのですが、オーディオグラスなら心配無用。しかも実際には音楽を聴いていても問題なく会話できます。

 何よりの魅力は常にイヤホンを着けているような状態で過ごすことができ、いつでも聴きたい時にすぐ聴ける点です。歩いている時や買い物中に音楽を聴きたいと思ったら、両手で着け外しが必要なイヤホンと違いスマホを片手で操作するだけですぐに聴くことができますし、急いでいても通話やウェブ会議にすぐに参加できます。イヤホンを落としてしまうリスクもありません。文字通りいつでも使えるため、音声アシスタントを利用する方にもピッタリなのではないでしょうか。

 また、家族に聞かれたくなかったり賃貸で隣人に配慮したりしてあまりスピーカーを使いたくない場合もあると思います。でも自宅で常にイヤホンをつけるのも嫌。そんな場合でもオーディオグラスなら自分の利便性を保ちつつ他人に聞かれずに快適に音楽や動画を視聴できます。実際に筆者は非常に助かっており、家事をする際でも気軽に音楽が聴けています。

バッテリー

 充電は付属の専用マグネット式充電器を両フレームの後方にくっつける形で行います。7月から充電器単体での販売も開始されました。USB Type-Cなのでスマホの充電ケーブルをそのまま利用できて便利です。満充電までは公称約85分。

 オーディオグラスを使うにあたって、特に筆者のような元々の眼鏡着用者にとって気になるのが「普通の眼鏡のように1日中ずっとつけていられるものなのか?」という点だと思いますが、結論としてはこまめに充電すれば常時着用は可能です。

 音楽連続再生は約6時間、連続通話は約4.5時間と公称されています。残り20%・10%になると音で知らせてくれます。オーディオグラスとしては長い方で、ウェブ会議専用などとして使うには十分ですが、常に着用して音楽を聴いたり通話したりする場合は心もとないです。

 入浴中や仮眠時などにこまめに充電していますが、それでもバッテリーが持たない時があります。その場合、視力的に眼鏡をかけないと生活できないので充電中に使う予備の普通の眼鏡があった方が安心です。また、最終手段ですが充電しながら使うことも一応できますが、頭の後ろにケーブルが伸びていて変なので1人の時しかおすすめしません。

まとめ

 欠点は特になく、強いて言えばMacとの相性が悪いです。Macをスリープ後も何度も接続しようとするので、スリープにする前にしっかり接続を切る必要があります。

 本製品はOWNDAYSオンラインストアでも購入できるようですが、筆者は直接店舗に行きました(一部店舗でのみ取り扱い)。モデルを選択後、度を入れるかどうか聞かれます。度を入れると言うと通常の視力測定。会員登録や会計を済ませてから1時間ほどで出来上がりました。その後開封し説明を受けたので所要時間は合計2時間弱。

 これがOWNDAYSで販売されていなければ自分で眼鏡店に持ち込み数千円払って度付きレンズに交換してもらう必要があるので、眼鏡店での販売は大正解だと感じました。感謝です。しかも眼鏡店側は前面レンズ部分だけ設計すれば良いはずなので、より多くの眼鏡ブランドとのコラボも期待できます。

 「いつでもすぐに音楽や動画が視聴できる」「長時間の使用も全く疲れない」という点で非常に満足。とても生活に馴染んでいて、本当に買って良かったです。マルチポイント接続も、非対応なのは考えられないほど便利です。

 筆者のように度を入れる場合は間違いなくOWNDAYSで購入するべきですが、そうでなければ通常のHUAWEI EyewearをAmazon等で少し安く購入することもできます。家電量販店やOWNDAYSの一部店舗で試聴もできるので、ぜひ試してみてほしいです。