vivoは中国にて、同社としては2機種目となる折り畳みスマホの「vivo X Fold+」を発表しました。現行のvivo X Foldをブラッシュアップしたモデルとなります。
vivo X Fold+はSoCにSnapdragon 8+ Gen1を搭載。先代vivo X FoldはSnapdragon 8 Gen1を採用していたものの、Samsungの製造により消費電力や発熱が問題視されていました。vivo X Fold+はAnTuTuベンチマーク110万点を謳い、GPUおよびCPU消費電力は先代比で30%減少しているとアピールしています。
また、バッテリーも4600mAhから4760mAhに微増。66W充電と折り畳みスマホでは十分高速だった急速充電も80Wに強化され、35分で満充電できることを謳います。ワイヤレス充電は変わらず中国当局の規制ギリギリである50W。
バッテリーとSoC以外のスペックはほとんど同一。カバーディスプレイは6.53インチのFHD+(2520 x 1080)有機EL、メインディスプレイは8.03インチの2K(2160 x 1916)有機ELで、いずれもリフレッシュレート120Hzに対応。画面側のカメラは両面ともパンチホール式で1600万画素。
カメラは5000万画素+4800万画素超広角+1200万画素ポートレート+ペリスコープの4眼。カールツァイスとの提携を掲げ、本体にはZeissロゴが記されています。
そのほか、折り畳みスマホとしては珍しく、指紋認証は超音波式で、両面に備わります。USBポートは高速なUSB3.2 Gen1、かつDP Alt modeによる映像出力も可能です。OSはvivo独自でAndroid 12をベースとするOrigin OS Ocean。
本体色はvivo X Foldに用意されていたグレーとレザー調のブルーに加え、レザー調で「先駆的で革新的な中国文明の発展へのvivoの賛辞」であるとするレッドを用意。Zenfone 9のレッドよりやや鮮やかな程度で高級感を感じます。
価格は9999元(20万円)から。先代はメモリ・ストレージ量が変わらず8999元であったため、少し値上がりしてしまっています。
OS | OriginOS Ocean(Android 12ベース) |
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SoC | Snapdragon 8+ Gen1 |
メモリ | LPDDR5 12GB |
容量 | UFS3.1 256/512GB |
画面 | メイン:8型 2K(2520 x 1080) 有機EL リフレッシュレート120Hz カバー:6.53型 FHD+(2160 x 1916) 有機EL リフレッシュレート120Hz |
カメラ | 5000万+4800万超広角+1200万ポートレート+800万ペリスコープ |
インカメラ | 1600万画素パンチホール |
電池 | 7600mAh 80W有線+50Wワイヤレス |
寸法 | 162.01×144.87×6.28(最薄部)~7.4mm,311 g |
5G | n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n20/n28/n66/n38/n40/n41/n77/n78/n79 |
LTE | B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B20/B25/B26/B28/B32/B66; |
3G | B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19; |
その他 | 画面内指紋認証×2 |