Windows 11では形態こそ違えど「ウィジェット」が復活し、Windows+Wショートカットもしくはウィジェットボタンを押すことでニュースや天気などを簡単に確認することができますが、この機能が強化されたようです。The Vergeが報じています。
それによると、通常は天気や気温を表示する天気ウィジェットが、新たに別のコンテンツの表示を行えるようになったとのこと。言われてもいまいちピンときませんが、Windows 11であればタスクバーを中央寄せにしていれば左下、左寄せであれば左から2~3番目に位置している天気マークですね。
通常時には今までどおり天気を示しますが、例えば雷雨警報が発出されれば雷アイコンに姿を変え……。
登録している株の株価が上下した際には通知を表示するようです。
すでにこの機能を体験したThe Vergeは、「タスクバーを中央に配置していればかなり気を散らす」と評しています。タスクバーを左寄せにすれば表示領域が縮小され、比較的マシにはなりますが、この機能をカスタマイズすることはできないようで、天気予報や警報だけ残して後は無効化、といった手法はとれないとのこと。
筆者としてはウィジェット機能は全くといっていいほど使わないので特に問題は感じませんが、今回だけにとどまらない自社製品およびサービスの押し付けには、「さすがMicrosoft」というほかありません。
なお、9月20日には大規模アップデートであるWindows 11 バージョン 22H2のリリースを予定しています。このバージョンではタスクバーへのドラッグ&ドロップ機能の復活、タスクマネージャーの刷新や新しいタッチジェスチャの追加などが予定されているようです。タスクバーや通知センター、スタートメニューにも変更が入るようですが、少しくらいはウィジェットも使いやすくなってほしいところ。